４週８休以上１７５７件／帯広１００％など全建管９割超／建管発注２０年度週休２日工事実施状況

　道建設部は、建管発注工事における週休２日モデル工事の２０２０年度実施状況をまとめた。２０年度内完了工事で施工者が取組意思を表明した１８４０件のうち、４週８休以上を達成したのは１７５７件。達成率は、前年度から５ポイント上昇して９５.５％となった。最高値の１００％を記録した帯広をはじめ、全建管が９割を超えている。
　１９年度ゼロ国債、ゼロ道債など早期発注分を含めたもの。全道の週休２日モデル工事１９８６件のうち、受注者が取組意思を表明したのは９２.６％に当たる１８４０件。実施率は、前年度から２２.３ポイント上昇した。
　実施率を建管別にみると、留萌が最高の９９.３％で、以下、帯広が９９.１％、小樽が９８.３％など。室蘭、網走、釧路を除く７建管が９割超となった。
　取組意思を表明した工事のうち、４週８休以上を達成したのは１７５７件。達成率は、前年度から５ポイント上昇して９５.５％となった。建管別の達成率は、１００％の帯広のほか、留萌が９８.６％、小樽が９７.６％、稚内が９７.４％、釧路が９７.２％を記録するなど、全建管で９割以上となった。
　モデル工事全体に対する４週８休以上の達成率については、前年度から２４.９ポイント上昇して８８.５％に。帯広が最高の９９.１％で、留萌が９７.９％、小樽が９５.９％、稚内が９３.３％などとなっている。
　道建設部では、将来の担い手確保などの課題に対応する観点から、建設現場における働き方改革の実現が急務と認識。今後も業界の意見を踏まえながら取組を推進していく。