情報流出防止徹底を／本年度稼働の全工事・業務に適用／無人航空機活用時の対応 － 国交省

　国土交通省は、ドローンなど無人航空機を活用したすべての工事・業務における情報流出防止策の徹底に向けた措置を講じるよう求めている。飛行中にインターネットに接続しないことや、飛行記録データや撮影動画等を飛行終了後確実に消去するなどの措置を要請。本年度に稼働するすべての工事・業務に適用する。
　ドローン等の無人航空機については、政府機関等における無人航空機の調達等に関する方針で、取り扱う情報の機微性や性質に応じて情報流出防止策を講じるよう定めている。
　国交省は、無人航空機を活用するすべての工事、測量・点検等の業務において、情報流出防止策の徹底を求める。具体的には、インターネットへの接続について、ソフトウェアアップデート等の必要最小限とし、飛行中は接続しないよう要請。
　さらに、インターネットに接続する場合においても、データが流出しないよう、撮影動画等のクラウドへの保存機能を停止する、機体内部や外部電磁的記録媒体に保存されている飛行記録データや撮影動画等を飛行終了後に確実に消去するよう求めている。
　一方で、情報流出防止策によって工事・業務の実施等に支障が生じる恐れがある場合は、監督職員と協議するよう促している。