トップページ >
DOTSU-NET NEWS一覧 >
DOTSU-NET NEWS詳細
重力式 堤高42.6m/ペーパン川で抜本対策検討/甘水ダムの計画概要 - 道建設部
2021/05/21付 DOTSU-NET NEWS
道建設部は、20日に開かれた2021年度第1回公共事業評価専門委員会で、22年度の事業採択を目指す仮称・甘水ダムの計画概要を示した。旭川市内を流れるペーパン川での相次ぐ豪雨被害を踏まえ、抜本的対策として検討しているもの。現在、関係機関との協議を進めているため流動的だが、現時点で堤高42.6メートル、総貯水容量400万立方メートルの規模を想定。型式は重力式コンクリートダムとする意向だ。旭川市内を流れる石狩川水系ペーパン川では、近年、相次いで豪雨被害が発生。特に、18年7月の梅雨前線および台風7号による豪雨では、これまでの河川改修規模を上回る流量となり、家屋等に甚大な被害をもたらした。
このため道建設部は、治水安全度の向上を図る河道拡幅および洪水時の流水を貯留するダムや遊水地などを設置する場合の経済性、効果について検討。その結果、新たにダム等の貯留施設を設置することが、経済的かつ事業効果の早期発現などの観点から優位と位置付けた。
現在は、22年度から準備・計画段階に入る方向で調整。関係機関との協議を進めているほか、道の公共事業評価専門委員会での審議に向け、20日の会合で事前報告を行った。
流動的な要素を残すが、新設するダムは、堤高42.6メートル、総貯水容量400万立方メートルの規模を見込む。型式は重力式コンクリートダムを採用する方針。総事業費には270億円を試算しており、ダム本体、管理設備のほか、付替道路約3キロメートルの整備も予定している。
22年度に採択となれば、36年度の事業完了を目指す。
その他のDOTSU-NET NEWS 一覧
工事78.9点、業務78.2点/開発局 20年度成績平均点 ― 本紙集計
2021-05-21付 DOTSU-NET NEWS
開発局の2020年度工事・業務成績平均点が、本紙集計でまとまった。同局がホームページ等で公表しているデータに基づき集計。工事の平均点は78.9点、業務は78.2点で、いずれも前年度と比較して0.1点上昇した。80点以上を獲得したのは、工事...働き方改革を加速化/ICT施工など生産性向上へ/道建協・岩田会長が会見
2021-05-20付 DOTSU-NET NEWS
北海道建設業協会の岩田圭剛会長は19日、2021年度定時総会終了後、記者会見を行った。コロナ禍にあっても感染症対策を万全に21年度開発予算の完工、円滑な施工の確保に必要な体制整備に努めていくとした。また、時間外労働の是正等、働き方改革実現...情報流出防止徹底を/本年度稼働の全工事・業務に適用/無人航空機活用時の対応 - 国交省
2021-05-20付 DOTSU-NET NEWS
国土交通省は、ドローンなど無人航空機を活用したすべての工事・業務における情報流出防止策の徹底に向けた措置を講じるよう求めている。飛行中にインターネットに接続しないことや、飛行記録データや撮影動画等を飛行終了後確実に消去するなどの措置を要請...単体 受注割合が拡大/建管別 札幌など5建管上回る/20年度建管発注工事の受注動向
2021-05-19付 DOTSU-NET NEWS
各建管が2020年度に発注した工事の単体とJVの受注動向が、本紙集計でまとまった。金額ベースでみると、単体の受注割合が拡大。前年度と比較して6.1ポイント上回る72.2%となった。建管別に単体の受注割合をみると、札幌や室蘭など5建管で拡大...出勤者数7割削減本格化/道と札幌市 新型コロナ感染拡大防止へ
2021-05-19付 DOTSU-NET NEWS
道と札幌市は、新型コロナウイルスの感染拡大を踏まえた出勤者数の7割削減に関する対応を本格化している。特別措置法に基づく緊急事態宣言の発令を受けたもので、各事業者に対し7割削減への協力を求める中、率先して取組を進めていくことが必要と認識。道...過去10年で最大76%/2020開建発注工事 管内企業受注
2021-05-18付 DOTSU-NET NEWS
2020年度開建発注工事において管内業者が受注した割合は、本紙集計によると75.5%で、過去10年で最大、受注額も2119億円で、アベノミクス第1弾に基づく補正予算の発注が本格化した13年度に次ぐ2番目の規模となった。2000億円台は19...モバイルワーク有効活用/感染拡大防止の周知徹底を/各振興局に通知文発出 - 道農政部
2021-05-18付 DOTSU-NET NEWS
道農政部は17日、新型コロナウイルスの感染拡大防止に向けた取組の周知徹底を求める文書を各振興局に発出した。接触機会の低減を図る観点から、遠隔による打合せや現場確認等を可能とする「農業農村整備事業のモバイルワークに関する試行」を有効活用する...北部桧山で最終処分場など/22年度以降の新規大型事業/循環型社会交付金の処理施設整備
2021-05-17付 DOTSU-NET NEWS
循環型社会形成推進交付金による廃棄物処理施設等の整備に関し、道内で2022年度以降に新規着工を計画している大型事業がまとまった。22年度は、十勝圏複合事務組合が事業費に290億円を見込む新中間処理施設の事業者選定を開始するほか、江別市が約...