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来期売上 建設業は悪化/道 企業経営者意識調査結果
2021/11/10付 DOTSU-NET NEWS
道は、7~9月の企業経営者意識調査結果をまとめた。業況感が「上昇」と回答した企業の割合から、「下降」とした企業の割合を差し引いて算出する指標(BSI)をみると、全産業では11ポイント下降し、マイナス26に。業種別では、建設業のみが上昇。4ポイント上昇し、マイナス17となった。建設業における来期(10~12月)のBSIは、1ポイント下降する見通しとなっている。調査は、道内企業900社を対象にアンケート方式で実施。自社の経営状況や景気の見通しなどについて、608社から回答を得た。
調査結果をみると―
▼経営状況(建設業)
経常利益は17ポイント下降してマイナス42。来期は、3ポイント上昇するものとみている。「不足」と回答した企業から「過剰」とした企業を差し引いた雇用者の不足感は、3ポイント上昇してプラス52。来期はさらに4ポイント上昇する見通しとしている。
▼設備投資(建設業)
「設備投資をした」と回答した企業は、4ポイント上昇し33%に。目的(複数回答)については、「設備更新」が55%、「合理化・省力化」が28%、「生産・販売能力拡大」が14%などとなっている。来期は、18%の企業が設備投資を行う見通し。
▼主な経営者の声
▽公共事業の予算がコロナ対策費に取られて減少し、発注が減少することのないようにしてほしい(道南、一般土木建築工事業)
▽受注は順調だが、受注後の資材単価の上昇により利益率の下降が懸念される。公共事業での単価の見直しをこまめにしてほしい(道北、一般土木建築工事業)
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