トップページ > DOTSU-NET NEWS一覧 > DOTSU-NET NEWS詳細

開発局 建コン指名業者審査基準/A・B・C評価を導入/A総数上位 原則10社程度選定

2021/11/09付 DOTSU-NET NEWS
 開発局は8日、建設コンサルタント業務等指名業者審査基準を公表した。通常指名競争入札における全部門・全部局共通のルールとして、選定候補業者群を作成するための1次選定と、1次選定で抽出した業者群を評価する2次選定の評価基準を示した。1次選定は、有資格業者、欠格要件の有無、本店等所在地など地理的条件、業務実績に関する要件を評価。2次選定は、履行確実性(手持ち業務の状況)、業務実績、地域精通度、有資格技術者の有無、公平性(指名回数)、業務成績などを2A~Cまでの2~4段階で評価し、Aの総数が多い者から順に原則、10社程度を選定する。明確な基準に基づき、さらなる公平性の確保を目指す。5日から適用している。

 通常指名競争入札における指名業者選定の判断項目に対する評価の優先順位を定めるため、指名業者審査基準を策定した。
 選定の流れをみると、1次選定で選定候補業者群を作成。1次選定で抽出した業者群を2次選定で評価し、指名業者を選定する。
 1次選定は、有資格業者、欠格要件の有無、地理的条件、業務実績に関する要件を評価。地理的条件は、開建管内本店、道内本店、開建管内本支店営業所、道内本支店営業所を業務内容に応じて設定する。
 業務実績に関する要件は、国・地方公共団体等の過去10年間の実績を対象とし、TECRIS等の業務段階コードまたは業務内容コード、業務キーワードで検索する。
 2次選定は、手持ち業務の状況、業務実績、地域精通度、道内における有資格技術者の有無、指名回数、業務成績、表彰、その他で構成。手持ち業務の状況は、同一業種区分における当該年度の当初契約金額÷過去5年度平均最終契約金額を算出する。0・5未満でA評価、0・5~1・5未満でB評価などとする。
 有資格技術者の有無は、業務内容に応じて、測量士、技術士、測量士補、一級土木施工管理技士、地質調査技士などを評価。測量士、技術士は1人以上でA評価、測量士補、一級土木施工管理技士、地質調査技士などは2人以上でB評価とする。
 業務実績、指名回数、業務成績は2A~Cまでの4段階評価、履行確実性、有資格技術者の有無はA~Cまでの3段階評価、地域精通度は業務内容に応じて適宜設定する。表彰はB~C、その他はAまたはCのそれぞれ2段階評価とする。
 Aの総数で評価し、多い者の順に原則として10社程度を選定。Aの数が同数の場合は、Bの数、Cの数の順番に総数の評価を行う。A、B、Cの数が同数の場合は、まず過去2年の同じ業種区分における業務成績平均点数の高い者を、それでも差が付かない場合は手持ち業務における当該年度業務契約金額の低い者を選定する。これらによっても同数となる場合は同数の者を含めた10社以上の指名選定とすることも可能とした。
 なお、建設コンサルタント業務等指名業者審査基準は開発局ホームページで公表している。

その他のDOTSU-NET NEWS 一覧

工事 田中組など56者/委託はシン技術コンサルなど19者/道建設部 優秀業者表彰の受賞企業

2021-11-08付 DOTSU-NET NEWS

 道建設部は5日、2021年度工事等優秀業者表彰の受賞者を発表した。工事部門では、一般土木A1で(株)田中組(札幌)など、一般土木A2でハラダ工業(株)(留萌)、斉藤井出建設(株)(足寄)、高玉建設工業(株)(別海)など56者が受賞。委託部...

17日にシンポジウム/北大大学院の佐藤教授講演/道技術者育成プラットフォーム

2021-11-08付 DOTSU-NET NEWS

 北海道技術者育成プラットフォーム(三上隆会長)は、17日午後2時からTKP札幌駅カンファレンスセンターで2021年度シンポジウムを開催する。会場参加とオンライン併用で実施。北大大学院工学研究院機械・宇宙航空工学部門材料力学研究室教授の佐藤...

配点の見直しを検討/特定区分への集中に対応/開発局 総合評価落札方式の工事成績

2021-11-05付 DOTSU-NET NEWS

 開発局は、所管発注工事における総合評価落札方式で、企業の工事成績評価に関する配点について見直しを含めた検討に入る。「76点以上80点未満」の区分に約9割の企業が集中し差が付かない現状に対し、各地方建協から評価方法に関する意見を聴く方針。意...

若手緩和型+年齢評価 地方で試行/専任補助者制度は都市部で/開発局 総合評価の新たな取組方向性

2021-11-05付 DOTSU-NET NEWS

 開発局は、所管発注工事において、若手技術者活用に向けた総合評価落札方式の新たな取組の運用に関する方向性をまとめた。実務経験が少ない若手技術者とベテラン技術者が同程度に競うことができる「若手・緩和型+年齢評価」は地方部で、若手を指導するベテ...

泊共和線など継続妥当/ペーパン川の実施計画調査要望も/道 第5回公共事業評価専門委

2021-11-04付 DOTSU-NET NEWS

 道の2021年度第5回公共事業評価専門委員会(委員長・内田賢悦北大大学院工学研究院教授)が2日、札幌市内の第二水産ビルで開かれた。本年度の公共事業再評価対象地区のうち、前回10月27日の会合で審議未了となっていた泊共和線道路改築や恵庭栗山...

補正で十分な量確保へ/国交省の大澤大臣官房審議官/北保証 第78回建設業講演会

2021-11-04付 DOTSU-NET NEWS

 北海道建設業信用保証(株)(吉田義一社長 ※吉は土に口)は2日、北海道経済センターで第78回建設業講演会を開催した。約180人が参加。国土交通省の大澤一夫大臣官房審議官(不動産・建設経済局担当)が、最近の建設業をめぐる諸問題と題し講演。2...

道営 団体営 2134ha/省力化や地下かんがい可に/道農政部 集中管理孔整備20年度実績

2021-11-02付 DOTSU-NET NEWS

 道農政部は、本道における集中管理孔の2020年度整備実績をまとめた。道営および団体営の実績を集計したもので、水田地帯において2134.4ヘクタールを整備。過去の実績も含めた累計では、約2万4000ヘクタールに及ぶ。同部は、暗渠の維持管理の...

支援センターを設立/管理者に技術的指導・助言/ため池保全管理で道農政部と土地連

2021-11-02付 DOTSU-NET NEWS

 道農政部は1日、北海道土地改良事業団体連合会(=土地連)と連携し、「北海道ため池サポートセンター」を設立した。本道におけるため池の保全管理体制の強化に資することが目的。施設の各管理者に対して適切な保全管理や災害防止に関する技術的指導・助言...