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20年度補正下回る公算/本紙調査 5か年対策中心に減か/政府 21年度補正予算公共事業費

2021/11/17付 DOTSU-NET NEWS
 政府は、2021年度補正予算案の編成に向けた検討を進めている。本紙調査によると、公共事業費は、防災・減災、国土強靱化のための5か年加速化対策に関する事業を中心に、2020年度第3次補正予算の規模を下回る見通し。このため、総額は、20年度第3次補正予算を下回る公算が大きい。
 政府は、経済対策に基づく21年度補正予算案の編成に向けた作業を進めている。防災・減災、国土強靱化のための5か年加速化対策については、20年度第3次補正予算で初年度の対策費を計上。事業費ベースで事業規模の目途である15兆円の約3割に相当する4.2兆円を措置した。
 次年度以降の残る対策事業費は、10.8兆円に。単純に4ヵ年で割ると、2.7兆円となる。このため、現在、政府が検討している21年度補正予算案においても、防災・減災、国土強靱化のための5か年加速化対策に関する事業は、20年度第3次補正予算と比較すると、3~4割程度下回る見通し。5か年加速化対策以外の事業については、20年度第3次補正予算と同規模とみられることから、本道分における現年分の公共事業費配分は、事業費ベースで全国枠分などを含めると2000億円規模となる見通し。
 政府は、12月6日に臨時国会を召集し、21年度補正予算案を上程。数週間の審議を経て、年内の成立を目指している。補正予算対象工事等についても、予算成立後から順次、入札公告を開始する可能性が高い。

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