首位は中山組１２７億円／本紙集計 受注総額４４７７億円／主要発注３機関９月末工事業者別実績

　開建、建管、振興局(農業)の主要発注３機関における２０２１年度９月末工事業者別受注実績が、本紙集計でまとまった。首位は、開建で３０件、１００億３４１５万円、建管で７件、１５億３６０２万円、振興局で７件、１１億７４７６万円の合計４４件、１２７億４４９３万円を受注した（株）中山組(札幌)。受注総額は、前年度同期と比べ、０.１%増の４４７７億２５００万円だった。

　設計変更を含まない速報値。２０年度ゼロ国債、翌債は全額、長期国債は２１年度支払分を計上した。ＪＶは出資比率に応じて構成員ごとに加算。消費税は除く。
　受注業者数は、前年度同期と比較して１５社減の１１３６社。一社当たりの平均受注額は、１.４%増の３億９４１２万円だった。道内業者の受注シェアは、９３.９%で、１ポイント拡大した。
　首位は中山組。以下、２９件、１０８億７９９７万円の宮坂建設工業（株）(帯広)、２４件、６３億６６００万円の岩倉建設（株）(本社・札幌、本店・苫小牧)と続く。
　前年度同期に５５位だった西江建設（株）(帯広)は１２位、６７位だった北土建設（株）(札幌)は２３位、７３位だった（株）泰進建設(札幌)は２４位、６０位だった（株）盛永組(旭川)は２８位に躍進した。
　１０億円以上受注したのは、前年度同期と比べ２社減の１１７社、５億円以上は１社減の２６０社、３億円以上は１４社減の３７９社だった。
　前年度同期と比べ、受注額が増加したのは、皆増含め６３２社。皆増は１３０社だった。皆増を除き、２倍以上に受注額を伸ばしたのは７２社だった。一方で、前年度同期と比べ、受注額が減少したのは、皆減含め６４３社だった。