管内受注８７.５％に／函館など４建管で拡大／２１年度上半期建管別工事受注動向

　全道１０建管における２０２１年度上期の地域別工事受注動向が、本紙集計でまとまった。金額ベースでみると、管内業者の受注割合は、前年度同期を１ポイント上回る８７.５％。函館、室蘭、稚内、網走の４建管で前年度同期を上回った。管外業者の受注割合は１２.５％。建管別にみると、小樽が２６.４％、室蘭が１９.３％などとなっている。

　金額は当初契約ベース。各建管が発注した工事の受注業者を本店所在地別に分類し、管内、管外の受注実績を集計した。ＪＶは構成員別に分け、出資比率に応じて管内と管外に振り分けている。
　２１年度上期における管内業者の受注割合を金額ベースでみると、前年度同期を１ポイント上回る８７.５％。室蘭については、北海道胆振東部地震災害からの復旧工事がひと段落したことにより、７.２ポイント拡大した。
　管内業者の受注割合が９割超となったのは、函館、稚内、網走、釧路の４建管となっている。
　一方、管外業者の受注割合は１２.５％。泊共和線道路改築などの大型事業を所管する小樽が２６.４％となったほか、室蘭が１９.３％、名寄遠別線道路改築などを所管する留萌が１７.２％などとなった。