国費 ０.１％増、５５８９億／１６ヵ月予算は７１２９億／２２年度予算案 道開発事業費

　政府は、２０２２年度予算案を閣議決定した。道開発事業費は、国費ベースで前年度当初比０.１%増の５５８８億６８００万円。強靱で持続可能な国土の形成、ゼロカーボン北海道等グリーン社会の実現、食と観光を担う生産空間の維持・発展に向けた各種整備を展開する。

　行政経費を含めた道開発予算全体では、０.１％増の５７０２億２８００万円。強靱で持続可能な国土の形成、食と観光を担う生産空間の維持・発展、民族共生象徴空間（ウポポイ）等を通じたアイヌ文化の復興・創造・国民理解の促進を重点事項に設定した。
　事業別にみると、道路環境整備を含む道路が前年度当初比１.８％増の２４４６億９３００万円、都市水環境整備を含む治水が０.５％増の９５５億６６００万円、農業農村整備は０.５％増の７９４億７２００万円を計上した。交付金の社会資本総合整備は、７.５％減の５８３億３３００万円を措置した。
　当初予算で設定したゼロ国債は、事業費ベースで３２３億２０００万円。事業別にみると、治水が６９億円、治山が０.６億円、道路が２３９億円、都市水環境整備が０.３億円、農業農村整備が１億円、水産基盤整備が１３億円となっている。
　２１年度補正予算を含めた１６ヵ月予算に基づく国費ベースの予算額は、７１２９億２５００万円。国費から見込まれる事業費ベースの予算額は、９０００億円規模となる。２１年度補正予算と合わせて切れ目のない執行を進める方針。