あす２４日一斉公表／本紙調査 工事６５０件、委託３８０件／建管年度内・新年度分工事等情報

　全道１０建管は、あす２４日にも年度内および新年度発注分の工事等情報を一斉公表する。国の現年補正予算やゼロ国債、ゼロ道債などの対象案件を盛り込んだもの。本紙調査によると、工事の公表件数は、年度内発注分が４５０件程度、新年度発注分が２００件程度の計６５０件程度に上る見通し。委託業務は、年度内発注分が２１０件程度、新年度発注分が１７０件程度の計３８０件程度とみられる。入札公告は、年明け以降に本格化する。

　国の２０２１年度補正予算等に対応した道の補正予算案は、今月１６日に開かれた４定道議会本会議に追加提案し、即日議決。補助事業には１１０６億２２００万円を計上した。
　内訳は、河川に１４１億５６００万円、道路に１３３億４０００万円、水産基盤に１１１億３８００万円、砂防に９７億１２００万円など。ゼロ国債は、水産基盤整備に４億円などを措置した。
　４定道議会では、追加提案分に加え、冒頭に提案した補正予算案も議決。投資関連では、総額６０億円のゼロ道債を設定した。このうち、建管執行分は、５２億５２００万円となっている。
　２４日にも公表する工事等情報は、これらの現年補正予算やゼロ国債、ゼロ道債のほか、当初からの変更・中止分で構成。公表に当たっては、年度内発注分と新年度発注分に分ける予定だ。新年度発注分の対象については、現年補正の明許繰越分となる。

　流動的な要素を残すが、工事の公表件数は、年度内発注分が４５０件程度、新年度発注分が２００件程度の計６５０件程度に上る見通し。年度内発注の追加分は４４０件程度とみられる。
　委託業務は、年度内発注分が２１０件程度、新年度発注分が１７０件程度の計３８０件程度となるもよう。年度内発注の追加分は、２００件程度と見込まれる。
　一部の建管では、作業の都合上、２４日午後の公表を予定しており、道の調達ポータルサイトを注視する必要がある。