１月下旬公表で調整／３月翌債・ゼロ国と４月以降発注分／道営農業２２年度工事等概要

　道農政部は、２０２２年度農業農村整備事業工事等概要の公表に向けた作業を進めている。公表対象は、３月に発注予定の２１年度翌債・ゼロ国債案件に加え、２２年度当初予算案を活用して４月以降に発注する工事・委託業務。地域の整備要望に基づく現時点の計画として作成し、来年１月下旬にも各振興局のホームページで一斉公表する。具体の作業は今後本格化させるが、働き方改革の推進に資する観点から、週休２日を考慮した適切な工期設定、施工時期の平準化などに努めるとしている。

　発注工事等の概要は、技術者の配置や建設資機材の手配など、年間の企業活動の前提として大きな要素となる。このため道農政部では、１３年度から施工時期等の詳細を含めた年間分の工事等概要を公表している。
　公表に当たっては、例年同様、施工時期ごとの整備見込量や土質、ほ場配置状況などを記載する見通し。対象となる工種・等級、入札方式のほか、工事費についても“概々算”として示す予定となっている。
　事業の計画的かつ着実な推進に向けては、早期発注等を積極的に実施。週休２日を考慮した適切な工期設定を図るため、関係団体および受益者に対しての理解も求める。さらには、作業条件が良い春・夏施工の事業量確保に努めるなど、施工時期の平準化も一層推進していく。
　なお、通常の工事等情報についても、別途公表する方針。「速報版」と「確定版」に分け、道の調達ポータルサイトにアップする。速報版のうち、３月発注分は１月下旬、４月以降発注分は２月中旬の公表を予定。確定版の３月発注分は２月中旬、４月以降発注分は４月上旬の公表を見込んでいる。