文字・図のサイズ指定／簡潔さ重視 ５月９日以降適用／開発局 業務の技術提案書作成で

　開発局は、建設コンサルタント業務等における技術提案書作成で、文字と図表を指定サイズ以上で記載するよう求める。入札参加者および発注者双方の負担軽減が目的。文字と図のサイズ、余白が守られていない場合、評価しないこととする。これまで以上に見やすくて分かりやすい技術提案書の作成を促す。５月９日以降に入札手続きを開始する案件から適用する。

　建設コンサルタント業務等における総合評価落札方式、プロポーザル方式で作成する技術提案書については、記載に力を入れるあまり、文字サイズや図に関し、標準記載例が守られていないケースが一部で発生していた。技術提案書を作成する入札参加者はもとより、評価する発注者においても大きな負担が生じていた。さらに、開建の総合評価審査委員会においても、委員から記載ルールが守られていないとの指摘があった。
　開発局は、入札参加者と発注者双方の負担軽減を図るため、技術提案書の文字や図のサイズを指定。見やすく分かりやすい技術提案書の作成を促すとした。
　Ａ４判に本文の文字サイズは１０ポイント以上、図表は６ポイント以上で記載することを求めるとともに、余白を指定。
　上２０ミリ以上、下２０ミリ以上、左２０ミリ以上、右２０ミリ以上とし、これらが守られていない場合は評価しないこととする。
　５月９日以降に入札手続きを開始する案件から適用する。