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地域貢献等に項目追加/札幌市 創意工夫重複不可/インフラゼロカーボン試行工事

2022/04/01付 DOTSU-NET NEWS
 札幌市は、北海道インフラゼロカーボン試行工事に関する取組概要をまとめた。きょう4月1日以降に竣工する工事を対象とし、成績採点表のうち社会性等の細別「地域への貢献等」に1項目を追加。ゼロカーボン推進に関する取組を評価するが「創意工夫」で加点する取組との重複評価は行わない。
 北海道インフラゼロカーボン試行工事は、受注者から「ゼロカーボン北海道」に資する現場内の意欲的な取組について提案を受け、その内容が確認できた際に工事施行成績評定で加点するもの。開発局、道、札幌市が連携して取組を展開していく。
 市は、きょう1日以降に竣工する工事を対象にインフラゼロカーボン試行工事を適用。取組を希望する場合、実施内容を計画書等に明示・提出し、取組を確認できた場合、社会性の細別「地域への貢献等」に追加したゼロカーボン推進に関する項目で評価する。
 工事主任が考査する「地域への貢献等」の最高評価は10点。土木系工事は2項目以上で加点し、5項目で最高評価に。営繕系工事が1項目以上で加点となり、4項目で最高評価となり、評価点の2割が施行成績へ反映される。
 市は、主な取組例として、建設機械への二酸化炭素排出量の少ない燃料等の使用、現場事務所や工事現場電源等における再生可能エネルギーの活用などを提示。なお、ゼロカーボン推進に向けた取組は原則、現場事務所や作業現場周辺を含む工事現場内とするが、桁製作などの現場に関してはその限りではない。
 取組成果を数値化して評価することが難しいことから、当面はCO2削減に資すると考えられる取組で、実施を確認できるものは全て同等の評価とする。一方で、実施が確認できない取組は評価対象としないほか「創意工夫」で加点した取組との重複評価は行わない。
 今後は意欲的な取組事例を収集し、効果の高いものを開発局、道と共有。取組状況を勘案し、評価基準の底上げや加点割合の向上を図るなどの制度設計を進める考え。

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