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5ヵ年 3万3000ヵ所/岩見沢桂沢線の陥没踏まえ/道建設部 道道横断排水施設点検
2022/04/06付 DOTSU-NET NEWS
道建設部は5日の道議会建設委員会で、本年度から5ヵ年かけて道道の横断排水施設を全て点検する方針を示した。岩見沢桂沢線で発生した道路陥没の原因調査を踏まえ、再発防止に向けた取組として実施するもの。点検個所数は現時点で約3万3000ヵ所に上る見通し。本年度は老朽化した管が多く含まれるパイプカルバートの点検から開始し、比較的堅固なボックスカルバートは2023年度から着手する意向だ。点検後は、変化の状況に応じた健全性診断を実施し、必要な措置を検討。点検や措置の結果は記録・保管するとともに、これらを定期的に行うメンテナンスサイクルを構築することで、安全・安心な道路交通の確保につなげていく。昨年11月に三笠市内の岩見沢桂沢線で発生した道路陥没を巡っては、専門分野の学識経験者からなる技術検討会で原因の取りまとめを実施。横断排水施設の破損部から盛土材が流出し、道路陥没が発生したとの見解が示された。
現地の通行止めは応急対策となる仮橋の整備が完了したことで、解除となったものの、再発防止に向けて委員は横断管の個所を適切に把握することや、数年に1度点検し記録として残すよう助言。これを踏まえ道建設部は、道路台帳に含まれない不明管の調査と並行して、新たに横断排水施設の点検に着手する。
点検個所数は現時点で約3万3000ヵ所に上る見込み。内訳は、パイプカルバートが約2万8000ヵ所、ボックスカルバートが約5000ヵ所となっている。
点検に当たっては、標準的な内容や注意事項などを規定した横断排水施設点検要領を策定。具体的には、近接目視等によって管体や継手の破損、呑口・吐口の土砂だまり、上部の道路における亀裂や沈下等の有無を確認する。
本年度は老朽化した管が多く含まれ、陥没の原因ともなったパイプカルバートの点検から開始。構造上において比較的堅固なボックスカルバートの点検は23年度から着手する予定だ。
点検後は、変化の状況に応じた健全性診断を実施し、必要な措置を検討。点検や措置の結果は記録・保管するとともに、これらを定期的に行うメンテナンスサイクルを構築し、安全・安心な道路交通の確保につなげていく。
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