モデル地域を選定／地域振興など取組検討／開発局 グリーンインフラ推進へ

　開発局は、本道におけるグリーンインフラに関する取組の推進に向けた検討に着手している。検討に当たっては、グリーンインフラモデル地域を選定。関係機関などにおける取組を抽出し、グリーンインフラを通じた地域振興など将来目指す姿を整理する。モデル地域の検討結果を踏まえ、今後のグリーンインフラにおける短期・中長期の整理を行う。
　グリーンインフラは、社会資本整備や土地利用等のハード・ソフト両面において、自然環境が有する多様な機能を活用し、持続可能で魅力ある国土・都市・地域づくりを進めるもの。
　国土交通省は、グリーンインフラの社会実装によってＣＯ２吸収源対策、防災・減災、ＳＤＧｓなど多様な地域課題の同時解決と持続可能で魅力ある地域づくりを官民連携で推進することとしている。こうしたことから、防災・減災、地域振興、環境に関する取組で重複した部分をグリーンインフラとしてイメージしている。
　開発局は、国交省の方針を踏まえ、グリーンインフラの取組推進に向けた検討に着手。グリーンインフラを通じた地域振興を図るためのモデル地域として１ヵ所を選定し、将来目指す姿を整理する。関係団体との連携によって課題解決や地域活性化の検討も行う。関係機関等へのヒアリングや検討会なども開催する。
　モデル地域の検討結果を踏まえ、今後のグリーンインフラの進め方に関する短期・中長期の整理を行う方針としている。
　１６日には対象業務として「北海道における自然環境活用検討」を簡易公募型プロポーザル・拡大型で公告した。