２３年度 ７６１億円発注／釧路、帯広など４開建で増加／開発局のゼロ国・翌債工事 － 本紙集計

　開発局における２０２３年度ゼロ国債・翌債対象工事の発注実績が、本紙集計でまとまった。発注額は７６１億２６００万円で、前年度と比較して５.５％の増に。開建別にみると、帯広、釧路など４開建で増加している。

　設計変更を含まない速報値。消費税抜きの落札額ベースで、本局分を除く全道１０開建の２３年度ゼロ国債、翌債対象工事の発注額を集計した。
　全体では、７６１億２６００万円となり、前年度と比較して５.５％の増に。過去１０年のゼロ国債・翌債対象工事の発注額をみると、１４年度と１５年度は７５０～７８０億円程度となり、１６年度と２０年度は１０００億円超となっている。
　２１年度と２２年度は７２０～８００億円程度。防災・減災、国土強靱化のための５か年加速化対策に基づく所要の予算を措置し、２３年度も同規模の発注額となった。
　２３年度の発注額を開建別にみると、札幌が１７９億６７００万円、旭川が１４１億８７００万円などとなっている。
　開建別の２３年度ゼロ国債・翌債発注額はつぎのとおり（カッコ内は前年度比）。
▽札幌＝１７９億６７００万円（９８.５％）
▽函館＝６４億１１００万円（９５.１％）
▽小樽＝６３億８５００万円（９４.６％）
▽旭川＝１４１億８７００万円（１２１.４％）
▽室蘭＝５９億５２００万円（１１０.２％）
▽釧路＝６６億１５００万円（１３２.３％）
▽帯広＝８１億２２００万円（１４１％）
▽網走＝５７億３１００万円（８０.７％）
▽留萌＝２４億９５００万円（８９.９％）
▽稚内＝２２億５６００万円（８３.３％）