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30年度末札幌延伸困難/総合的に判断 数年単位の遅れも/JRTT 斉藤国交相に報告
2024/05/09付 DOTSU-NET NEWS
鉄道・運輸機構の藤田耕三理事長は8日、東京都内で斉藤鉄夫国土交通大臣と面会し、北海道新幹線新函館北斗~札幌間の2030年度末開業が困難である旨を報告した。一部区間のトンネル工事の進捗が遅れている状況下、建設業の2024年問題などによる影響を総合的に加味した上での判断。具体的な開業時期に関する明言は避けたものの、現時点で数年単位での遅れが見込まれているとした。同日、鈴木直道知事は「このたびの目標達成困難の報告については、われわれ地元関係者にとっては大変遺憾」とするコメントを発表した。北海道新幹線の札幌延伸を巡っては、札幌市の冬季五輪開催に向けた機運の高まりを追い風に、当初計画から5年前倒しの30年度末を目標に整備を推進してきた。
一方で、羊蹄トンネルをはじめとする複数工区で3、4年の遅れが見られており、国交省の有識者会議がまとめた報告書では「相当の事業期間が残っており、現時点で工期を見通すことは困難」としていた。
遅れを取り戻すべく、受注者とも協議を重ねながら工事を展開してきたが、かねての地質不良が現在も継続。24年度から建設業において時間外労働上限規制が適用され、働き方改革への対応を考慮することも求められている。
こうした状況を勘案した結果、機構は30年度末の延伸を断念。新たな開業時期は、国交省の有識者会議を通じ示されるとみられている。
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取組の輪 市町村に拡大/江別市 本年度全工事対象に/インフラゼロカーボン試行工事
2024-05-09付 DOTSU-NET NEWS
開発局や道など道内主要発注機関が進める北海道インフラゼロカーボン試行工事に関し、市町村にも取組の輪が広がっている。各市町村で2050年までにCO2排出量の実質ゼロを目指す「ゼロカーボンシティ宣言」の表明が行われる中、江別市では、本年度実施...現地調査 24、25年度各17ヵ所/相談対応等で管理者支援/ため池サポートセンターの取組 - 道農政部
2024-05-08付 DOTSU-NET NEWS
道農政部は、農業用ため池の着実な防災・減災を図る観点から、管理・保全の適正化に資する啓発活動と技術的支援に取り組んでいる。北海道土地改良事業団体連合会との連携のもと組織した「ため池サポートセンター」では、相談対応や研修会の開催などを通じ、...首位 ルーラルエンジニア/本紙集計 発注者支援除く/振興局農業23年度委託業務実績
2024-05-08付 DOTSU-NET NEWS
道の振興局産業振興部が発注した農業農村整備事業の2023年度委託業務業者別受注実績が、本紙集計でまとまった。発注者支援業務を除く集計で、首位は36件、5億3906万円の(株)ルーラルエンジニア(深川)。2位以下をみると、22件で2億590...首位は宮坂建設 87億円/受注増331社 本紙集計/開建発注工事 23年度業者別実績
2024-05-07付 DOTSU-NET NEWS
開発局の2023年度工事業者別受注実績が、本紙集計でまとまった。首位は、札幌、函館、旭川、室蘭、釧路、帯広の6開建から計26件、86億8148万円を受注した宮坂建設工業(株)(帯広)。2位以下は、23件、63億8408万円の(株)中山組(...国営・道営等4953ha/振興局別 空知1236haで最多/24年度暗渠排水実施見込み
2024-05-07付 DOTSU-NET NEWS
道農政部は、国営・道営・団体営事業を合わせた2024年度の暗渠排水実施見込みをまとめた。全道で4953ヘクタールの整備を計画。事業主体別の内訳は、道営が3205ヘクタール、国営が1488ヘクタール、団体営が260ヘクタールとなっている。 ...主要3機関4月末工事発注額/1575件、1945億円/本紙集計 件数、金額前年度下回る
2024-05-01付 DOTSU-NET NEWS
開建、建管、振興局農業―道内主要3機関の4月末工事発注額は、本紙集計で1575件、1945億1100万円余りとなった。前年度同期と比べ、件数で45件、金額で46億9200万円余り下回った。開建は件数に変動はなかったものの、金額は増加。建管...道農政部 総合評価項目別得点/工事成績91~93点5割超
2024-05-01付 DOTSU-NET NEWS
道の各振興局が発注した農業農村整備工事における2023年度簡易型総合評価落札方式の項目別得点状況がまとまった。工事施行成績は、7点を獲得する「91点以上93点未満」の区分が最多の53.3%。次いで、6.5点の「89点以上91点未満」が38...農業用水路 約40㎞地中化計画/25年度にも着工 垣根越え連携/北村遊水地事業の機能補償工事 - 札幌開建
2024-04-30付 DOTSU-NET NEWS
札幌開建は、北村遊水地事業に係る機能補償として、遊水地内における農業用水路約40キロメートルのパイプライン化を計画している。大規模なパイプライン化となることから、全体を6区画程度に分割して詳細設計および施工を進める方針。現段階では2025...