首位 伊藤組土建２６億円／本紙集計 ５億円以上３６社に／建管発注工事２３年度業者別受注実績

　全道１０建管の２０２３年度工事業者別受注実績が本紙集計でまとまった。首位は、札幌、小樽、函館、留萌の４建管から計４件、２６億３５４９万円を受注した伊藤組土建（株）（札幌）。２位以下は、９件、１５億１０９万円の松谷建設（株）（北見）、４件、１２億４０９３万円の宮坂建設工業（株）（帯広）などと続く。受注総額は１.３％減の１１２５億８７４０万円となった。

　設計変更を含まない速報値。消費税抜きの落札額ベースで、２２年度ゼロ国債、ゼロ道債、補助ゼロ道債、翌債、災害復旧Ｂは全額、長期国債は２３年度支払い分を計上した。ＪＶの受注総額は、出資比率に応じて構成員ごとに加算している。
　受注業者数は、前年度と比較して５３社減の９１７社。受注総額は１.３％減の１１２５億８７４０万円だった。うち道内業者の受注総額は１１０４億９３７万円。全体に占める割合は９８.１％で０.１ポイント上昇している。
　前年度に上位３０社圏外だった菱中建設（株）（札幌）は７位、（株）橋本川島コーポレーション（旭川）は１６位、白崎建設（株）（釧路市）は１８位、（株）楢崎製作所（室蘭）は２１位、（株）松本組（函館）は２２位、中塚建設（株）（福島）は２５位、（株）石山組（札幌）は２８位、（株）丸田組（網走）は３０位に順位を上げた。
　受注額が増加したのは皆増を含め５２３社。２倍以上受注額を増やしたのは８３社に。１０億円以上を受注した業者は１社減の６社、５億以上は同数の３６社、３億以上は６社減の１０１社となっている。