単体シェア ０.９Ｐ縮小／室蘭、釧路など５開建で拡大／２３年度開建単体、ＪＶ受注動向

　全道１０開建が２０２３年度に発注した工事の単体とＪＶの受注動向が、本紙集計でまとまった。金額ベースでみると、単体の受注割合が縮小。直近１０ヵ年で最高を記録した前年度から０.９ポイント縮小し、９０.９％となった。開建別では、室蘭、釧路、帯広、網走、稚内の５開建で拡大している。

　受注額は設計変更を含まない落札額ベースで、受注業者の所在地別ではなく、開建別に集計。ゼロ国債、翌債は件数、金額共に翌年度に計上した。長期国債は年度別の支払額を計上し、件数も支出された年度でそれぞれカウントしている。ＪＶは、経常ＪＶのほか、特定ＪＶを含む。
　単体の受注割合は、件数で１３９５件、金額で２１５８億２６００万円。件数ベースの割合は９１.８％、金額ベースの割合は９０.９％となった。
　金額ベースの受注割合を開建別にみると、稚内の９８.３が最も高く、以下、旭川が９８％、網走が９５％、札幌が９４.５％などと続いた。
　前年度と比較して単体の割合が拡大したのは、室蘭、釧路、帯広、網走、稚内の５開建。釧路は８.８ポイント、網走は４.６ポイント拡大している。
　件数ベースでみると、札幌、室蘭、釧路、帯広、網走の５開建で拡大。釧路は１１.６ポイント、網走は５.９ポイント拡大した。