２定現計比／６.１％増１２０５億／札幌１９３億、函館１６０億など／建管別２４年度工事費執行見込額 － 道建設部

　道建設部は、２０２４年度建管別工事費執行見込額をまとめた。総額は、前年度２定現計比６.１％増の１２０４億８５００万円。社会資本整備総合交付金の全国枠が増加したことを要因に、６８億９２００万円上回っている。最多は札幌の１９３億３７００万円で、以下、函館が１６０億１００万円、室蘭が１２８億１３００万円などと続く。現時点で１００億円以上の執行を予定しているのは８建管に上っている。

　各建管が２４年度に予定している工事の執行見込額を集計したもの。公共・単独を合わせた金額で、長期国債は２４年度支払い分、２３年度の契約繰越やゼロ道債は前払金を除く６割相当額、ゼロ国債・補助ゼロ道債は全額を計上している。
　本年度の工事費執行見込額は、前年度２定現計比６.１％増の１２０４億８５００万円。建管別では、札幌、函館、室蘭のほか、網走が１２６億３００万円、帯広が１２１億４５００万円、旭川が１１３億５０００万円などを執行する見込みだ。
　本年度は道開発予算の配分が前年度とほぼ横ばいだった一方、枠外に計上する社会資本整備総合交付金の全国枠は約１.３倍に増加。大半の建管が前年度２定補正後を上回り、現時点で１００億円以上の執行を予定しているのは８建管に上った。
　１０％以上の増加率を示したのは７建管。帯広が１７.３％増、稚内が１６.３％増、札幌が１４.７％増、小樽が１２.６％増、網走が９.２％増などと続いている。