３２４地区、３２１３億円／本紙調査 最多は空知９１０億円／振興局農業２５年度以降残事業

　全道１４振興局所管の道営農業農村整備事業における２０２５年度以降の残事業費は、３２１３億円に上る見通しだ。２５年度以降も継続して事業を実施する３２４地区を対象に、本紙が集計したもの。振興局別では、空知が９１０億３９８８万円と最も多く、次いで十勝が５１０億９７４９万円、オホーツクが４２６億３７８９万円などとなっている。

　調査計画地区を含まない集計。２４年度に完了予定の地区と、２５年度に新規採択が見込まれる地区も除外している。
　振興局別の主な地区をみると、空知は中山間地域型の富士地区（栗山町ほか）が５８億５６４０万円、御園北部地区（栗山町）が４６億８０００万円など。十勝は、畑地帯総合整備型で川西中央２―２地区（帯広市）に３７億１０００万円、美生第３地区（芽室町）に３６億７０００万円などを投じる。
　オホーツクは、畑地帯総合整備中山間地域型常呂第３豊川地区（北見市）に３１億７０００万円、畑地帯総合整備型網走藻琴第２地区（網走市）に２７億９８２０万円など。上川では、中山間地域型として整備を進めている、なかふ旭中地区（中富良野町）に３２億７７００万円、旭正南第１地区（旭川市）に３０億５７００万円などを積み上げている。
　振興局別の２５年度以降残事業費はつぎのとおり。
▽空知＝７２地区―９１０億３９８８万円
▽石狩＝１５地区―１９３億３３７６万円
▽後志＝１０地区―１０２億３０００万円
▽胆振＝１０地区―８１億２２００万円
▽日高＝９地区―５３億６２６万円
▽渡島＝１１地区―７６億６９０９万円
▽檜山＝９地区―６２億６８１０万円
▽上川＝３５地区―４０１億６４００万円
▽留萌＝９地区―１１７億５６３８万円
▽宗谷＝１１地区―９２億５８８６万円
▽オホーツク＝４８地区―４２６億３７８９万円
▽十勝＝４８地区―５１０億９７４９万円
▽釧路＝１６地区―９７億５５９７万円
▽根室＝２１地区―８７億２９８２万円