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水中ドローンなど検証/開発局 今後の活用方策探る/農業施設管理者への技術的支援

2024/10/24付 DOTSU-NET NEWS
 開発局は、本年度から農業水利施設の施設管理者に対し、最新の技術的知見等を踏まえた管理の効率化・高度化のための技術的支援を行っている。農林水産省が創設した国営造成施設ストックマネジメント推進事業内の管理水準向上事業を活用して実施しているもの。水中ドローンやナローマルチビームなどの技術を現地で検証し、今後の活用方策等を探る意向だ。今月29日には、せたな町の真駒内ダムで研修を開き、最新技術のデモンストレーションを行う。
 農業水利施設の施設管理者は、集中豪雨や局地的豪雨の頻発化などにより、従来に増して複雑かつ高度な維持管理が求められている状況。既存施設の老朽化が進行し、突発的な事故が増加しているため、事故に備えた点検や調査等への負担も増している。
 さらに近年は、農村人口の減少により、施設操作等に係る人員の確保も困難に。関係者によると、この傾向は今後さらに深刻化する可能性があり、対応が求められていた。
 農水省は、施設を適切に維持管理するとともに、地域経済や地域農業への影響が大きい事故を防止するため、施設管理者に対して最新の技術的知見等を踏まえた管理の効率化・高度化のための技術的支援が必要と判断。本年度から、国営造成施設ストックマネジメント推進事業内に、管理水準の向上を図る事業を拡充した。
 開発局においても、食料・農業・農村基本法改正法の理念等も踏まえ、農業生産の基盤の保全に取り組むことが重要と認識。
 本年度から農業水利施設の施設管理者に対し、最新の技術的知見等を踏まえた管理の効率化・高度化のための技術的支援を行っている。
 今月29日には、せたな町の真駒内ダムで研修を開催する予定。真駒内ダムは、通年貯留のダムで、取水塔低位部の水中にある基礎部コンクリートのクラックや鋼材の損傷の有無が目視確認できないことから、水中ドローンによる調査技術の活用方策などを現地で実証する。

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24年度 鵡川等で流域委/降雨量増見据え流量など検討/1級水系河川整備計画を点検 - 開発局

2024-10-23付 DOTSU-NET NEWS

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平均 411件、開催率19.4%/発注者の申し出が400件に/道建設部 19~23年度三者検討会

2024-10-23付 DOTSU-NET NEWS

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首位は新栄クリエイト/本紙集計 総数453社、574億円/道営農業 上期工事業者別実績

2024-10-22付 DOTSU-NET NEWS

 道の振興局産業振興部が発注した農業農村整備事業の2024年度上期工事業者別受注実績が、本紙集計でまとまった。首位は8件、10億5399万円を受注した新栄クリエイト(株)(札幌)。以下、4件で9億5570万円の(株)砂子組(奈井江)、7件で...

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2024-10-22付 DOTSU-NET NEWS

 道は、9月30日現在における北海道SDGs推進ネットワーク会員の登録状況をまとめた。全産業の会員数は2539者。最多は建設業で、全体の23.7%を占める601者に上っている。建設業は9月の1ヵ月間で5者増加。脱炭素やインフラゼロカーボンと...

管内受注85.9%に/札幌、小樽など7建管で拡大/24年度上期建管別工事受注動向

2024-10-21付 DOTSU-NET NEWS

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2024-10-21付 DOTSU-NET NEWS

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ウェブセミナー検討/受・発注者の2部門で開催予定/道建設部 設計変更重視型周知で

2024-10-18付 DOTSU-NET NEWS

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2024-10-18付 DOTSU-NET NEWS

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