投資関連 ０.２％増、３７４７億円／滝之町伊達線上立香橋架替発注へ／道 ２５年度予算案を発表

　道は１３日、２０２５年度予算案を発表した。特別会計を含む投資関連予算には、前年度当初比０.２％増の３７４６億９０００万円を計上。一般会計ベースで０.１％減の３６４３億８９００万円となった。当初との比較では減少したものの、２４年度国補正を含めた１６ヵ月予算ベースでは５３０１億円と０.７％増加した。直轄負担金を含む公共事業は１.３％減の２５７１億２７００万円。補助事業のみでは、１.２％減の１７０２億１７００万円となっている。主な事業として、滝之町伊達線上立香橋１０３メートル架け替えの発注を予定。河川では、全体工事費に約６６億円を見込む尻別川蘭越・ニセコ工区への着手を計画している。

　一般会計の総額は３兆５０４億６５００万円で、５年連続で３兆円規模を維持。前年度当初と比べ１％の伸びとなった。
　投資関連予算のうち、直轄負担金を除く公共事業費には０.６％減の１８０５億１８６２万円を充てた。事業別に、道路が２.３％減の４０２億５２７０万円、河川が０.１％減の２５１億７６０７万円、農業農村が０.６％増の４５３億９５６６万円、水産基盤が３.３％減の１６７億８８２０万円など。大半が横ばいとなる中、下水道は４０億２３８万円で２８.４％の伸びを示した。
　主な事業をみると、道路系の新規では滝之町伊達線の上立香橋に着手する予定。橋長１０３メートルの２径間連続鋼鈑桁橋で、事業初年度から工事発注を計画している。北見常呂線の道路改良は、約１.６キロメートル区間で線形改良などを実施するもの。初年度は用地買収・測量を行う予定となっている。
　治水系については、尻別川蘭越・ニセコ工区（蘭越町、ニセコ町）のほか、砂防で呼人川（網走市）に着手する予定。海岸では、東蓬莱海岸（新ひだか町）の海岸メンテナンス、虻田海岸（洞爺湖町）の高潮対策に新規着手する。