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平準化率 39%で目標達成/春施工・秋春施工 1178ヘクタール/道農政部 24年度草地整備施工時期

2025/02/07付 DOTSU-NET NEWS
 道農政部は、草地整備における施工時期の平準化に関し、2024年度の取組状況をまとめた。道営全体として、整備面積3007ヘクタールのうち1178ヘクタールで春施工・秋春施工を実施。平準化率は39%となり、6年連続で目標値の「30%以上」を維持している。一方、地域間で実施状況に差があることから、建設業の2024年問題に触れながら平準化の取組をPRする農業者向けリーフレットを作成。計画取りまとめに係る説明会などで活用することで、さらなる理解の促進を図っていく。
 草地整備は、年間収穫量の大半を占める1番草刈り取り後の6月下旬から8月下旬までの夏期に工期が集中。同部は、建設業の働き方改革に対応する観点から、1番草収穫前の4~6月に工事を進める春施工、秋耕起・春播種による秋春施工を積極的に導入している。
 過去5ヵ年の実績をみると、道営全体における春施工・秋春施工の整備面積は1500ヘクタール程度で推移。全体面積を分母として算出する平準化率は、30%以上を目標に掲げる中、40%前後を維持している。
 24年度については、3007ヘクタールのうち1178ヘクタールで平準化の取組を展開。内訳は、春施工が823ヘクタール、秋春施工が355ヘクタールとなっており、平準化率にして39%と前年度を4ポイント下回りながらも目標を達成した。
 公共牧場等を除く農家分では、全体整備面積2492ヘクタールに対し758ヘクタールで春施工等を実施。平準化率は、2ポイント下降し30%となった。平準化率が伸び悩んだ原因について、担当者は「輸入飼料などの生産資材価格が高止まりしており、自給飼料を活用したいとの意識が強い状況もあるのでは」と分析している。
 同部では、農家分の平準化をはじめとした取組のさらなる推進を目指し、農業者向けのリーフレットを振興局に発出。建設業における働き方改革を背景に施工時期の平準化が求められている現状を伝えるとともに、事業参加者の声からメリットを紹介するなどして協力を呼びかけていく。

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