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止別川広域改修228億円/掘削2.2万m、築堤1.2万m/道の大規模等事前評価対象地区

2025/02/10付 DOTSU-NET NEWS
 道の2024年度第4回公共事業評価専門委員会(委員長・渡部要一北海道大学大学院工学研究院教授)が7日、札幌市内のかでる2・7で開かれた。26年度の新規事業化に向けた大規模等事前評価対象地区を提示。建設部所管6地区、農政部所管23地区、水産林務部所管2地区の計31地区に関し、各委員の分担を決定した。主な地区をみると、建設部が所管する止別川広域河川改修(小清水町)では、築堤工1万1600メートル、掘削工2万1650メートル、護岸工8500メートル、橋梁工32ヵ所などを計画。55年度の事業完了を目指し、総事業費として228億300万円を試算している。

 事前評価の対象は、26年度の国費予算要望を目指す事業費10億円以上の新規地区。建設部所管6地区、農政部所管23地区、水産林務部所管2地区の計31地区が対象で、前年度よりも11地区減少した。
 建設部所管分では、止別川広域河川改修のほか、足寄川広域河川改修(足寄町)において、築堤工8800メートル、掘削工9700メートル、護岸工2800メートル、橋梁工1ヵ所を計画。45年度の事業完了を想定し、総事業費には94億2000万円を試算している。
 静川美沢線道路改築では、道路工3650メートルおよび橋梁工240メートルの整備を予定。33年度の事業完了を目指し、総事業費として70億円を求める意向だ。
 農政部が所管する中山間地域型双葉地区(岩見沢市)では、区画整理169ヘクタールを計画。35年度の事業完了を想定し、総事業費として66億円を試算している。
 水産林務部が所管する水産基盤整備八雲地区(八雲町)においては、東護岸40メートル、南護岸100メートル、マイナス4メートル航路7700平方メートル、マイナス3.5メートル泊地4万7000平方メートル、マイナス3.5メートル岸壁193.2メートルなどの整備を予定。35年度までの事業期間を見込んでおり、総事業費として34億円を要望している。
 これらのほか、事後評価の対象として抽出した建設部所管の3地区、農政部所管の2地区の計5地区に関して審議。
 古丹別川広域河川改修(苫前町)、厚幌ダム建設(厚真町)、函館山背泊急傾斜地崩壊対策(函館市)、経営体育成型名寄東地区(名寄市)、畑地帯担い手育成型南平和第2地区(芽室町、音更町)のいずれも事業効果が認められると結論付けた。
 最後に、自然災害を契機とした防災減災事業に関する公共事業評価の進め方を協議。緊急性の高いものについては柔軟に対応するとしながらも、現行の実施方針に準じ、事業費が10億円を超える案件を対象に審議していく事務局の案を承認した。

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2025-02-05付 DOTSU-NET NEWS

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