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6月16日にフォーラム/シーニック20周年記念し/坂場開発局長が記者会見

2025/05/28付 DOTSU-NET NEWS
 開発局の坂場武彦局長は27日、札幌第1合同庁舎で記者会見を行った。シーニックバイウェイ北海道が20周年を迎えたことに触れ、地域と行政が連携した全道各地での活動を紹介。6月16日には、20周年記念フォーラムを開催することを明らかにした。このほか、外国人ドライブ旅行者向けのポータルサイトの開設、2024年度に完了した農地再編津別地区の事業効果などを説明した。
 会見では①気候変動への対応(本格的な雨のシーズンを迎えるに当たって)②観光シーズン等に向けた取組③シーニックバイウェイ北海道20周年④国営土地改良事業の効果―について紹介した。
 ①においては、本道が全国の他地域よりも気候変動の影響が大きいことを説明。2℃上昇した場合の降雨量変化倍率をみると、全国の1.1倍に対し「北海道は1.15倍と試算されている」とした上で、さらなる水災害の激甚化・頻発化が懸念されている状況を示した。
 こうしたことから、出水期前には、川の防災情報、ハザードマップポータルサイトで状況を確認するよう要請。さらに6月の水防月間は、公式X(旧ツイッター)で河川に関する各種情報を発信していくとした。
 「民間企業と連携した防災情報等の提供」の取組についても説明した。具体的には、災害発生時等に有用な情報の発信力強化のため、防災・災害情報を一元的に掲載するサイトへアクセスする2次元バーコードを紹介。北海道コカ・コーラボトリング社の自動販売機に約1000台、セイコーマート1090店舗に設置しており、各種情報を速やかに伝達し、地域の安全・安心の確保に寄与するとした。
 ②では、外国人観光客の来道がコロナ禍以前に回復しレンタカーの貸し出し件数も増加する中で、自国と異なる交通ルールの理解不足などによる事故の多発が懸念されると指摘。「外国人のドライブ旅行者に役立つ情報を発信したい」との考えから、27日に観光・レンタカー情報とともに、交通ルールや緊急時対応などをまとめたポータルサイトを新たに整備したことを発表した。
 ③に関しては、これまでの成果を強調した上で「6月16日午後1時30分から札幌市内で20周年記念フォーラムを開催する」ことを説明。活動を通じて地域への愛着が深まったことや、新たなにぎわいを創出した事例など多くの成果なども示した。
 ④では、事業を契機に農業産出額が倍増したことや、新たな担い手の創出につながっていることなどを解説した。

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