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施行成績の区分方式変更/経営環境評価 最高点は据え置き/道農政部 21年度総合評価運用方針

2021/03/03付 DOTSU-NET NEWS
 道農政部は、2021年度に適用する総合評価落札方式の運用方針を決定した。道の改正ガイドラインに準じ、工事施行成績のランクの区切り方や、技術職員の育成・確保にかかる評価項目を変更。地域建設業経営環境評価も評価基準の区分を改めるが、最高点は現行の2.5点に据え置く。
 「工事施行成績」では、ランクの区切り方を変更。小数第2位の切り捨てによってランクが下がっていた企業を適正に評価する。例えば、平均点が91.02点と境界値である場合、従前だと、小数第2位の切り捨てによって「89点<平均点≦91点」の評価となっていたが、今後は91~93点の区分での評価とする。
 「技術職員の育成・確保」においては評価基準を緩和。「若手技術職員の育成・確保」では、これまで技術職員の35歳未満の割合が15%以上かつ新規技術者(35歳未満)が1%以上の場合に0.5点を付与していたが、いずれか一方でも同様の評価とする。
 「高年齢者継続雇用」の項目は、入札参加資格審査時の結果でも評価。あったかファミリー応援企業制度、なでしこ応援企業制度の評価基準も見直し、次世代育成支援推進法・女性活躍推進法の一般事業主行動計画の策定届のみで評価する取扱いとする。
 「地域建設業経営環境評価」では、評価基準の区分を変更。道のガイドラインでは、秋ころの不調・不落対策として、最高点を3点から2点に改めているが、農政部においては現行どおり2.5点を最高点とする。評価比率0.25未満は2.5点、0.25以上0.5未満は2.1点、0.5以上0.75未満は1.7点、0.75以上1未満は1.3点、1以上1.25未満は0.9点などとする。
 監理技術者の兼任の取扱いを定めた対応についても整理。現場代理人表彰の評価を適用して工事を落札した場合、その工事が完成するまでの間、同じ振興局の別の入札において表彰の評価を適用することはできない。
 このほか、新型コロナウイルス感染症の拡大に伴い、主任(監理)技術者の継続教育にかかる講習会などが相次いで中止となっていることを踏まえた特例措置も継続する。

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