土木 中山組が首位／舗装は道路工業／開発局２０２０年度ゼロ国債･翌債の受注実績

　開発局における２０２０年度ゼロ国債・翌債工事のうち、一般土木、舗装の業者別受注実績が、本紙集計でまとまった。一般土木の首位は、１６件、５７億７４９万円を受注した（株）中山組（札幌）。舗装は、６件、１２億４６７６万円を受注した道路工業（株）（札幌）となった。受注総額をみると、一般土木は、前年度ゼロ国債・翌債と比較して４３％増の７９２億７７００万円、舗装は１１.７％減の９０億２８００万円だった。

　設計変更を含まない速報値。２０年度ゼロ国債、翌債工事を集計した。ＪＶは、出資比率に応じて構成員ごとに加算した。
　一般土木をみると、１０億円以上を受注したのは、前年度と比較して７社増の１７社、５億円以上は１３社増の３８社、３億円以上は１８社増の７３社となった。受注業者数は、１７社増の１８９社。１社当たりの平均受注額は、３０.１％増の４億１９４６万円となった。
　首位は中山組。以下、１０件、３５億３４１３万円の宮坂建設工業（株）（帯広）、７件、２８億９０３５万円の草野作工（株）（江別）と続く。
　前年度と比べ、受注額が増加したのは、皆増含め１５２社。皆増は７７社だった。皆増を除き、受注額が２倍以上となったのは、３０社だった。一方で、受注額が減少したのは、皆減含め９７社だった。
　舗装をみると、５億円以上を受注したのは、前年度と比較して４社減の２社、３億円以上は２社減の８社、１億円以上は２社増の２５社だった。受注業者数は５社増の５０社。１社当たり平均受注額は２０.５％減の１億８０５８万円。
　首位は、道路工業。以下、４件、５億４７２７万円の大同舗道（株）（札幌）、２件、４億９２０６万円のあすなろ道路（株）（札幌）と続く。
　前年度と比べ、受注額が増加したのは、皆増含め３２社。皆増は１３社だった。皆増を除き、受注額が２倍以上となったのは１１社だった。一方で、受注額が減少したのは、皆減含め２６社だった。