首位は中山組 １２億円／本紙集計 ３億円以上受注６０社／振興局農業２０年度工事実績

　道の振興局産業振興部が発注した農業農村整備事業の２０２０年度工事業者別受注実績が、本紙集計でまとまった。首位は、６件、１１億８９００万円を受注した（株）中山組（札幌）。２位以下は、５件、９億４７３３万円のこぶし建設（株）（岩見沢）、５件、８億４２２１万円の開発工建（株）（岩見沢）などと続く。受注総額は、前年度と比較して２.８％増の６７５億５４００万円となった。

　設計変更を含まない速報値。消費税抜きの落札額ベースで、１９年度の翌債およびゼロ国債は全額、長期国債は２０年度支払い分を計上した。ＪＶでの受注は、出資比率に応じて構成員ごとに加算している。
　受注業者数は、前年度と同じく５２３社。受注総額は、前年度と比較して２.８％増の６７５億５４００万円だった。このうち、道内業者の受注総額は６５７億６７００万円。全体に占める割合は９７.４％で、前年度から０.９ポイント縮小した。
　上位３０社の顔ぶれをみると、前年度に２３２位だった日本工営（株）（東京）が１２位、１２８位だった川田工業（株）（帯広）が１４位、４３位だった（株）北興建設（北竜）が１８位にランクイン。ほかにも、３６位の（株）早水組（網走）が２３位、４６位の新谷建設（株）（旭川）が２５位、３５位の新栄クリエイト（株）（札幌）が２６位、３４位の松谷建設（株）（北見）が２７位、３７位の大北土建工業（株）（富良野）が２８位に順位を上げた。
　受注額が増加したのは皆増含め３０５社、２倍以上受注額を増やしたのは３５社に。５億円以上を受注した業者は３社増の１７社、３億円以上は２社増の６０社、１億円以上は１社増の１９９社となった。