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秋春、春施工を推進/平準化率 前年度並み4割超/草地整備事業の円滑化 - 道農政部

2021/04/30付 DOTSU-NET NEWS
 道農政部は、草地整備事業の円滑な推進に向け、2021年度も工事実施時期の平準化を図る。これまで夏期に工期が集中し、天候不順などの影響を受けやすい状況だったため、「秋春施工」と「春施工」を積極的に導入するもの。21年度の平準化率は、前年度実績並みの4割超となる見通しだ。今後は、「麦類同伴播種を活用した雑草対策」の検証結果をまとめるほか、新規地区の計画段階から受益者等との調整を積極的に行う。
 道北や道東を中心に行われている草地整備を巡っては、1番草刈り取り後の6月下旬から8月下旬までの夏期に工事が集中。天候不順などの際には計画的な施工ができず、翌年度の飼料の確保や工事工程などに支障を来していた。
 このため道農政部は、18年度から秋春施工や春施工を積極的に導入。工期の分散・平準化を図り、計画的かつ着実に整備を推進することとしている。
 平準化率は、全道で30%以上を目標に掲げており、地域に定着するよう各種取組を推進。19年度はブロック会議を開催し、関係団体に協力を要請するなどして3割超となり、20年度も公共牧場の草地整備を含めて4割超を達成した。
 21年度の平準化率に関しては、前年度実績並みの4割超を予定。目標の達成に向け、関係団体と連携して積極的な調整を行うほか、受益者等に対して計画段階から理解を求める。
 さらに、春施工を促進する上での雑草対策として、18年度から進めている「麦類同伴播種を活用した雑草対策」の検証結果も取りまとめた上で、PR資料等を作成する予定。地元との打ち合わせなどに活用し、施工時期のさらなる平準化につなげていく。

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