全１４振興局で設定／新規の雇用・女性活躍支援など／２１年度総合評価選択項目 ― 道農政部

　道農政部は、２０２１年度総合評価落札方式における振興局別の地域選択項目設定状況をまとめた。担い手の育成・確保の項目をみると、１４振興局すべてで「新規の雇用」「高年齢者継続雇用」「女性の活躍支援」を設定。配点の上限については、４振興局が見直しを図っている。地域の守り手確保では、後志が新たに「その他」の選択項目を加えた。

　地域選択項目は、各振興局が地域の実情等を踏まえ定めるもの。担い手の育成・確保の地域選択項目は、「新規の雇用」「雇用環境への取組」「仕事と家庭の両立支援」「高年齢者継続雇用」「女性の活躍支援」で構成。各項目における配点の満点は０．５点となっている。
　２１年度の設定状況をみると、１４振興局すべてで「新規の雇用」「高年齢者継続雇用」「女性の活躍支援」を設定。「雇用環境への取組」は、留萌、オホーツク、十勝を除く１１振興局が評価対象とした。「仕事と家庭の両立支援」は、オホーツク、十勝を除く１２振興局で設定している。
　担い手の育成・確保の地域選択項目に関し、配点の上限を変更したのは、後志、檜山、上川、宗谷の４振興局。従前の１点から１．５点に引き上げている。
　一方、地域の守り手確保における地域選択項目は、「緊急時の応急措置」「多様な雇用への取組」「環境対策」「季節労働者雇用」「労働安全衛生活動」「地域企業活用」「その他」で構成。２０年度からの主な変更点をみると、後志が新たに「その他」の項目を加えた。
　このほか、２１年度から評価基準の区分を見直した「地域建設業経営環境評価」は、引き続き十勝のみが評価対象に。道のガイドラインでは、満点を３点から２点に引き下げたが、十勝においてはこれまでどおり２．５点を据え置いている。