本道発展寄与に光／商工鉱業　岸本氏ら２４人／道 産業貢献賞表彰状贈呈式

　道は１８日、京王プラザホテル札幌で２０２１年度北海道産業貢献賞（商工鉱業功労者、認定職業訓練功労者、卓越した技能者）の表彰状贈呈式を執り行った。商工鉱業功労者（団体役員）には、石狩北商工会会長で岸本産業（株）（本社・札幌、本店・石狩）社長の岸本教範氏ら２４人を選出。土屋俊亮副知事が受賞者一人ひとりに表彰状を手渡し、その栄誉をたたえた。
　表彰は、商工鉱業功労者、認定職業訓練功労者、卓越した技能者の３つに分類される。岸本氏が受賞した商工鉱業功労者（団体役員）は、同一の団体または関連団体で引き続き１５年以上役職に就き、その功績が顕著な場合に表彰対象となる。
　岸本氏は、「浜益ふるさと祭り」などのイベントを通じ、観光客増加や特産品ＰＲに尽力したほか、新型コロナウイルス禍により消費が減少した地域の経済対策として石狩市、石狩商工会議所と連携し「飲食店緊急応援チケット発行事業」を実施。地域内の消費喚起を図った。
　さらに、ことしからは、商工会ホームページによるインターネット販売支援をスタートし、小規模事業者の販路拡大にも寄与。本道の産業経済の発展に貢献したことが受賞の理由となった。
　式では土屋副知事が受賞者に表彰状を授与。その功績をたたえた上で、長期化する新型コロナウイルス感染症の影響にもふれ「北海道経済の回復に向け、力添えをいただきたい」と呼びかけた。