建管で成績区分設定も／１７日から地方建協と意見交換／道建設部 総合評価の改正案

　道建設部は、きょう１７日から地方建設業協会との意見交換会を順次開催する。２０２２年度総合評価落札方式ガイドラインの改正案や、建設キャリアアップシステム（ＣＣＵＳ）、工事現場における遠隔臨場、部分的なＩＣＴ活用工事の試行などを議題として取り上げる予定。総合評価落札方式では「工事施行成績」の評価基準に関し、現状を踏まえた地域独自の得点区分の設定を認める方向で検討しているもようだ。このほか、２３・２４年度競争入札参加資格審査に向けた意見聴取も行う。

　総合評価落札方式では、「工事施行成績」の項目に関し、平均点そのものの上昇により、一部の地域で得点差がない状況が発生。こうした状況に対応するため、建管独自で得点区分を設定できるようにする方向で検討しているもようだ。
　ＣＣＵＳを巡っては、かねてから活用促進方策について検討してきたところ。昨夏の意見交換も踏まえたモデル工事の検討案を示し、２２年度からの試行開始を目指す。
　工事現場における遠隔臨場については、取組状況および今後の取組方針などを説明。さらに、部分的なＩＣＴ活用工事の試行や、２３・２４年度競争入札参加資格審査に向けた業界からの意見聴取も実施する。
　現時点では、斎藤知郷建設業担当局長や関俊一技監ら幹部職員が地方建協を訪問する予定。ただ、新型コロナウイルス感染症の感染状況を鑑み、ウェブ開催に切り替える場合もある。

　意見交換会の開催日程はつぎのとおり。
▽稚内建設協会＝１月１７日午後２時
▽網走建設業協会＝１月１７日午後３時
▽室蘭建設業協会＝１月１９日午後２時
▽空知建設業協会＝１月２０日午後３時
▽小樽建設協会＝１月２１日午後３時
▽釧路建設業協会＝１月２４日午後３時
▽札幌建設業協会＝１月２５日午後１時３０分
▽函館建設業協会＝１月２５日午後３時
▽旭川建設業協会＝１月２６日午後３時
▽留萌建設協会＝１月２７日午後２時
▽帯広建設業協会＝１月２８日午後１時