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普通建設事業費 4.3%増1045億/駒岡清掃工場解体へ基礎調査/札幌市 22年度予算案を発表

2022/02/02付 DOTSU-NET NEWS
 札幌市は1日、2022年度予算案を発表した。一般会計の普通建設事業費は1045億円。前年度と比べて4.3%増で、国の16ヵ月予算の考え方のもと試算した21年度補正予算と企業会計を含めた全会計ベースの実質的な建設事業費は、2.4%増の1827億円となった。22年度は、駒岡清掃工場解体に向けた基礎調査、新幹線札幌駅東改札口設置にかかる基本設計、強靱化計画改定へ調査・検討などを進める考えだ。

 一般会計総額は、前年度比4.3%増の1兆1616億円と9年連続で過去最高を更新。前年度の「新たな日常推進枠」に該当する本年度コロナ対応枠の新たな成長推進枠には、1991億円を計上している。
 企業会計をみると、病院事業会計で5.6%増の314億円、中央卸売市場事業会計で1.4%増の41億円、軌道整備事業会計で25.8%増の35億円、高速電車事業会計で1.2%減の754億円、水道事業会計で1.1%増の667億円、下水道事業会計で1.2%減の877億円を措置。特別会計は、土地区画整理会計が篠路駅東口土地区画整理事業の先行買収費の減等により、23.7%減の4億円などとなった。
 建設関係の新規事業をみると、駒岡清掃工場解体に向けた基礎調査に5500万円、新幹線札幌駅東改札口設置にかかる基本設計に3800万円、強靱化計画改定調査・検討に210万円などを充てている。
 再開発関連では、南2西3南西地区、北8西1地区に計58億5300万円を措置。札幌駅交流拠点まちづくり推進には13億8900万円を充て、北4西3地区再開発の基本設計補助、駅周辺エリアの街区間連携に向けた空間形成方針の検討などを進める。
 土木関連では道路改良に73億144万円、街路改良に81億1069万円、道路橋梁整備に42億5400万円を計上。バリアフリーや事故危険個所対策などの交通安全施設整備には31億6773万円を充てた。
 学校関連では、改築に34億3000万円、1定補正分を合わせて72億4800万円を計上。本町小、東山小の改築を継続、光陽小、元町北小、山の手小に着工するほか、明園小、向陵中で実施設計を進める。
 公営住宅では、二十四軒団地2号棟のほか、月寒団地、伏古団地などの建替に14億9500万円を計上。外部改修等には27億4000万円を充てる。

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