道内 ２３７号湯の沢橋架換／２２９号乙部町館浦、３８号鎮橋架換も／国交省 防災対策２２年度事業化へ

　国土交通省は、２３７号占冠村湯の沢橋架換、３８号帯広市鎮橋架換、２２９号乙部町館浦地区斜面対策など道内防災対策３事業の２０２２年度新規事業化に向けた検討を進めている。湯の沢橋は橋長５２メートル、鎮橋は橋長４９メートルの架換、２２９号館浦地区は８００メートルのトンネル２ヵ所、橋梁１ヵ所の整備を計画している。
　２３７号湯の沢橋は、架設後５９年が経過。凍害の影響で著しい損傷が発生し、橋梁上部の耐力不足が発生している。補修・補強工法の検討した結果、架換が妥当と判断した。総事業費には３０億円程度を見込んでいる。
　３８号鎮橋は、架設後５５年が経過し、老朽化と凍害の影響で床版、対傾構の損傷が進行。上部の架換に向けた検討に着手している。総事業費には４０億円程度を見込んでいる。
　２２９号乙部町館浦地区は、２１年６月に発生した岩盤崩壊で通行止めとなった対策としてトンネルによる別線整備を行う計画。８００メートルのトンネル２ヵ所、橋梁１ヵ所の整備を見込んでいる。総事業費には最大１９０億円を見込んでいる。