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ゼロカーボンの項目追加/環境保全等は再編 4月適用/道 工事施行成績評定基準を改正

2022/03/23付 DOTSU-NET NEWS
 道は、工事施行成績評定基準を一部改正した。北海道インフラゼロカーボン試行工事の導入などに伴うもの。対象となる評価項目は「社会性等」の細別「地域への貢献等」。これまでの評価項目からCO2削減などゼロカーボン北海道に資する取組のみを抜き出して評価項目として追加するほか、環境保全の取組と地域資材の活用は項目の再編を図った。営繕用の「創意工夫」では、新技術の活用に関し、国土交通省の評定基準と統一。新たな評定基準は、4月1日以降に評定を行う工事から適用する。

 北海道インフラゼロカーボン試行工事は、受注者から「ゼロカーボン北海道」に資する工事現場の意欲的な取組について提案を受け、その内容が確認できた際に工事施行成績評定で加点するもの。開発局、道、札幌市が連携して取組を展開していく。
 試行対象工事であることは、公告文、入札説明書、特記仕様書に記載。取組を希望する場合、提案様式に明示し、実施前に提出する。取組を確認できた場合は社会性等の細別「地域への貢献等」で1点を加点する。
 現行、当該評価項目は①周辺環境への配慮に積極的に取り組んだ②地域の資材の活用や環境保全に関して積極的に取り組んだ③地域との積極的なコミュニケーションを図った④災害時等において、地域への支援または救援活動への積極的な協力を行った⑤地域の草刈、清掃などを積極的に実施した⑥その他―で構成。今回は、これら評価項目を追加・再編・削除した。
 具体的には、①②について「周辺環境への配慮や環境保全(ゼロカーボン北海道の取組を除く)に関して積極的に取り組んだ」「地域の資材の活用に関して積極的に取り組んだ」に再編。これに「ゼロカーボン北海道に関して積極的に取り組んだ」を追加したほか、⑤を削除した。
 営繕用の「創意工夫」では、新技術の活用に関し、国交省の評定基準と統一。現行はNETIS登録の試行技術を活用した場合に評価しているが、国交省と統一し、従前よりも段階的な基準としている。
 新たな評定基準は、4月1日以降に評定を行う工事から適用する。

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