ほぼ倍増１５０件程度に／本紙調査 発注者指定は３０件／開発局 ２２年度ＢＩＭ／ＣＩＭ工事

　開発局の２０２２年度発注工事におけるＢＩＭ／ＣＩＭ対象件数は、本紙調査によると、１５０件程度となっているもよう。前年度の対象工事件数と比較すると、２倍近くに達する見込み。このうち、発注者指定は３０件前後となるもよう。

　国土交通省は、建設生産プロセス全体への３次元データ等の利活用を通じ、品質確保と受発注者双方の生産性向上に向けＢＩＭ／ＣＩＭの取組を推進。２３年度までの小規模を除く全ての公共工事における原則適用を掲げている。
　開発局においても、建設現場における生産性向上を図るべく、ＢＩＭ／ＣＩＭに取り組んでおり、年々取組件数は増加している。
　このため、２２年度対象工事件数は、２１年度ゼロ国債、翌債対象工事を含め１５０件程度となっているもよう。前年度の対象件数８０件と比較すると、２倍近くに達する見通し。
　事業部門別にみると、港湾の８０件をはじめ、道路、河川などを中心に件数を積み上げている。このうち、発注者指定は３０件前後とみられる。