９.５％増、７７８億円／開発局 ８開建と本局で上回る／２１年度委託最終契約額 本紙集計

　開発局の２０２１年度完了業務における最終契約額が、本紙集計でまとまった。総額は、前年度と比較して９.５％増の７７７億７５００万円。過去１０年で最高額となった。札幌、函館など８開建と本局で前年度を上回った。
　同局がホームページで公表しているデータに基づき、設計変更を含む最終契約額を集計。長期国債は全額をカウントした。
　２１年度完了業務における最終契約額は、９.５％増の７７７億７５００万円。業種別にみると、土木関係コンサルは８.９％増の６５４億８９００万円、測量は８.２％増の７１億６５００万円、地質調査は２８.１％増の３５億２８００万円などとなっている。
　部局別にみると、札幌は９.３％増の１７６億９７００万円、旭川は１.７％増の８８億７４００万円など。札幌、函館、小樽、旭川、釧路、帯広、網走、留萌の８開建と本局で上回った。小樽は２７.８％増の６５億６５００万円、網走は１９.１％増の７２億２９００万円などとなっている。高規格幹線道路の各種調査・設計などにより、大幅に増加している。

　部局別の最終契約額はつぎのとおり（カッコ内％は前年度比）。
▽札幌＝１７６億９７００万円（１０９.３％）
▽函館＝５９億７１００万円（１１８％）
▽小樽＝６５億６５００万円（１２７.８％）
▽旭川＝８８億７４００万円（１０１.７％）
▽室蘭＝８１億８００万円（９８.４％）
▽釧路＝７２億４０００万円（１０３.３％）
▽帯広＝６４億８６００万円（１１４.６％）
▽網走＝７２億２９００万円（１１９.１％）
▽留萌＝２９億７１００万円（１０３％）
▽稚内＝２１億１７００万円（９３.５％）
▽本局＝４５億１３００万円（１１８.５％）