トップページ > DOTSU-NET NEWS一覧 > DOTSU-NET NEWS詳細

DX・CN 確実に対応/働き方改革 待ったなし/道建協 岩田会長が会見

2022/05/18付 DOTSU-NET NEWS
 北海道建設業協会の岩田圭剛会長は17日、2022年度定時総会終了後、記者会見に臨んだ。本年度事業計画として新たに盛り込んだ項目「新しい時代に対応した取組」について、建設現場でのCO2排出削減など持続可能な社会の形成に向けて取り組むとともに、ICT活用による生産性向上策に関する情報収集と問題点の把握・整理に努め、関係機関との連携を図りながら確実に推進していく考えを示した。

 22年度道開発予算については、補正予算と合わせて「様々な行政課題への対応で財政事情が厳しい中、相応規模の予算を得ることができた」と評価。工事の円滑な施工に努めるとともに、23年度予算について「国土強靱化をはじめ社会資本整備の着実な推進と建設業が地域の安全・安心の守り手としての役割を果たしていくため、安定的・持続的な事業量の確保に向けて要望活動を行っていく」と述べた。
 デジタルトランスフォーメーション(DX)やカーボンニュートラル(CN)など新しい時代に対応した取組について、脱炭素社会に向けては、国民の意識転換やあらゆる分野の事業者がゼロカーボンを目標に取り組む必要性に言及。「建設業界も例外なく建設現場でのCO2排出削減に努め、持続可能な社会の形成に向けてしっかり進めていく」とした。
 またICT施工や遠隔臨場、プレキャスト化など生産性向上策に関する情報収集に努めるほか「特にICT活用では、企業が取り組みやすい環境が整備されるよう小規模工事への導入上・積算上の課題、人材育成・設備投資への課題などの解決に向けて問題点を把握・整理し、関係機関と意見交換を図っていく」との方針を示した。
 さらに、特別委員会として設置していた建設業情報化推進委員会を「建設DX推進委員会」に名称変更し、これらの課題解決に向けて取り組んでいく。
 働き方改革については、2年後、建設業にも導入される時間外労働の上限規制などを踏まえ「労働環境の改善にしっかり対応していかなければならない」と強調。その上で「適正な工期設定、施工時期の平準化、書類の簡素化、繰越制度の活用、ICTを活用した生産性向上の取組などを推進していく」とした。
 加えて、人手不足や担い手確保の観点からも女性の定着・活躍が重要とし「現場での専用トイレや更衣室の設置、出産・育児休業後のキャリア形成など女性が働きやすい環境を整備していかなければ」と述べ、優れた事例の収集・周知に取り組む意向を示した。
 いわゆる賃上げ企業加点について「賃上げ自体は長期的な担い手確保につながるもの」とする一方で「各企業が取り組んできたことが評価されないのでは」との懸念を指摘。未達成企業や余力のない企業が次年度以降、受注機会が減少し企業間格差が生じるなど、賃上げ実績の確認方法等が整理・改善されてきた経緯を踏まえ「問題点や課題等があれば要望活動を行っていきたい」との姿勢を見せた。

その他のDOTSU-NET NEWS 一覧

平均点78.60点に上昇/80点以上は66社に 本紙集計/開発局 20・21年度業者別工事成績

2022-05-18付 DOTSU-NET NEWS

 開発局の2020・21年度業者別工事成績平均点分布が、本紙集計でまとまった。ホームページ等で公表しているデータに基づき、2ヵ年の平均点を算出。評定対象業者733社の平均点は78.60点で、19・20年度と比較して0.11点上昇した。最多は...

技術・社会点 脱炭素項目追加へ/発注標準 一般土木で見直し/道の次期資格審査 検討状況

2022-05-17付 DOTSU-NET NEWS

 道は、2023・24年度競争入札参加資格審査に向けた検討を進めている。技術・社会点は、前回の大幅な改正による影響や評価分析などが完了していないことから、最大値378点の変更は行わない方針。審査項目の改正も小幅にとどめる見込みだが、「地域貢...

高校生対象 資格取得を重点化/SNS等で情報発信も/北保証 担い手確保助成事業

2022-05-17付 DOTSU-NET NEWS

 北海道建設業信用保証(株)(吉田義一社長 ※吉は土に口)は12日、2022年度道内建設業担い手確保助成事業を発表した。対象は計30事業、概算で2006万円を助成する。事業4年目となる本年度は引き続き、高校生を対象とした資格取得支援を充実。...

最終契約額は414億/道央圏大雪影響 過去10年で最高/開発局 21年度国道維持除雪

2022-05-16付 DOTSU-NET NEWS

 開発局の国道維持除雪工事における21年度完了分の最終契約額は、過去10年で最高となる413億9900万円となっていることが分かった。同局がホームページで公表しているデータに基づき集計したもの。道央圏の大雪が影響したとみられ、札幌開建の契約...

個別施設長寿命化 計画策定100%維持/道産木材利用量など見直し/道 総合計画指標の目標値変更

2022-05-16付 DOTSU-NET NEWS

 道は、北海道総合計画指標の目標値を一部変更した。個別施設ごとの長寿命化計画策定率は21年度に100%を達成したが、25年度まで維持することを明記。道産木材の利用量、新エネルギー導入量などの項目も見直している。 道の総合計画は、長期的な展望...

工事79点、業務78.3点/本紙集計 ともに0.1点上昇/開発局 21年度施行成績平均点

2022-05-13付 DOTSU-NET NEWS

 開発局の2021年度工事・業務施行成績平均点が、本紙集計でまとまった。同局がホームページで公表しているデータに基づき集計。工事の平均点は79点、業務は78.3点で、いずれも前年度と比較して0.1点上昇した。工事、業務ともに最高点は82点。...

契約目標90.1%に設定/適切な発注ロット、コロナ経費等/道 中小企業者受注確保の推進方針

2022-05-13付 DOTSU-NET NEWS

 道は、2022年度の「中小企業者等に対する受注機会の確保に関する推進方針」を策定した。中小企業者等の契約目標は、前年度と同じく90.1%に設定。工事についても94.2%を据え置いた。目標の達成に向けては、適切な発注ロットの設定、分離・分割...

継続51地区、5111億/旭川1559億、札幌1504億/直轄農業23年度以降残事業費

2022-05-12付 DOTSU-NET NEWS

 道内の直轄農業農村整備事業における2023年度以降残事業費が、本紙集計でまとまった。23年度以降も整備を実施する継続51地区の残事業費は、総額5111億円。開建別にみると、旭川は9地区で1559億円、札幌は16地区で1504億円などとなっ...