個別施設長寿命化 計画策定１００％維持／道産木材利用量など見直し／道 総合計画指標の目標値変更

　道は、北海道総合計画指標の目標値を一部変更した。個別施設ごとの長寿命化計画策定率は２１年度に１００％を達成したが、２５年度まで維持することを明記。道産木材の利用量、新エネルギー導入量などの項目も見直している。
　道の総合計画は、長期的な展望に立って、政策の基本的な方向性を総合的に示すもの。計画期間は、１６年度から２５年度までの１０ヵ年となっている。
　道では、新型コロナウイルスの感染拡大等に伴い、社会経済情勢に大きな変化が生じたことを踏まえ、２１年度に計画の見直しを実施。計画で設定している指標の目標値についても、近年の実績値等を勘案し、変更した。
　主な項目をみると、個別施設ごとの長寿命化計画策定率は、２５年度まで１００％を維持すると記載。２５年度を目標年度とする道産木材の利用量は、５０９万立方メートルから４８３万立方メートルに改めた。
　新エネルギー導入量（設備容量）も２５年度とする目標年度に変更はないが、４６１万キロワットから５４１万キロワット以上に引き上げた。