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技術・社会点 脱炭素項目追加へ/発注標準 一般土木で見直し/道の次期資格審査 検討状況

2022/05/17付 DOTSU-NET NEWS
 道は、2023・24年度競争入札参加資格審査に向けた検討を進めている。技術・社会点は、前回の大幅な改正による影響や評価分析などが完了していないことから、最大値378点の変更は行わない方針。審査項目の改正も小幅にとどめる見込みだが、「地域貢献活動等」は定着が図られたことから廃止し、新たに「ゼロカーボン北海道への貢献」を追加する方向で検討している。発注標準は、一般土木のみでの改正を想定。A1等級の下限値に関し、A2等級と同様に7000万円と設定する見込みだ。これら検討状況は、16日から始まった地方建設業協会との意見交換会で説明し、業界からの声を参考に詳細を固めていく。

 前回の21・22年度定期資格審査では、技術・社会点を大幅に改正。最も比重の高い「工事施行成績」の配点見直しなどによって最大値は225点から378点に引き上がり、総合評定数値に占める割合は9.5%から15%となった。
 現在、改正による影響や評価分析などを進めているが、作業が完了していないことから、23・24年度競争入札参加資格審査においては最大値378点の変更は行わない意向。審査項目については、一部改正を予定している。
 改正素案をみると「女性の活躍支援」は、審査方法の見直しを検討している。従前は「北海道働き方改革推進企業認定制度」実施要綱の1号に該当があれば加点評価していたが、経済部による22年度制度改正によって常用労働者数が101人以上の企業は、認定の対象外に。ただし、資格審査では、一般事業主行動計画を策定した上で労働局に届け出を行い、取組を実践していれば加点評価する予定だ。
 「地域貢献活動等」は定着が図られたことから廃止し、新たに「ゼロカーボン北海道への貢献」を追加する方針。環境生活部が主体の「ゼロカーボン・チャレンジャー」への登録が確認できれば、3点を加点する。
 「環境への取組」では、評価項目に北海道グリーン・ビズ認定制度「優良な取組」部門への登録を追加する方向で検討。登録基準は、取得項目数などによってランク1~3に分類されるが、登録ランクによらず3点を加点する。
 発注標準は、一般土木のみでの改正を想定。北海道建設業審議会での意見などを踏まえ、現行、1億円となっているA1等級の下限値に関し、A2等級と同様に7000万円とする案を検討している。

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