グリーンビズ制度 優良部門の登録必須／未登録事業者 概要等確認を／道の次期資格審査 脱炭素評価

　道が、２０２３・２４年度競争入札参加資格審査の技術・社会点の項目として追加予定の「ゼロカーボン北海道への貢献」では、北海道グリーン・ビズ認定制度の「優良な取組」部門に登録されていることが必須となっている。現在のところ、当該部門の登録事業者のうち、ゼロカーボン北海道の実現に向けて具体的な取組を宣誓した「ゼロカーボン・チャレンジャー」に３点を付与する方向で検討。「優良な取組」部門への登録は、「環境への取組」の評価項目としても追加する方向で検討しており、未登録の事業者は制度概要等を確認の上、申請作業を進める必要がありそうだ。

　道では現在、２３・２４年度競争入札参加資格審査に向け、地方建設業協会との意見交換会を実施。前回の大幅な改正による影響や評価分析などが完了していないことから、技術・社会点の最大値３７８点の変更は行わない意向だが、審査項目については一部改正を検討している。
　主な項目をみると「地域貢献活動等」は廃止し、新たに「ゼロカーボン北海道への貢献」を追加する方向で検討。具体的には、環境生活部が主体の「ゼロカーボン・チャレンジャー」への登録が確認できれば３点を加点する。
　条件をみると、道グリーン・ビズ認定制度の「優良な取組」部門に登録されていることが必須。その上で、温室効果ガス排出量の削減に向けた率先取組や温室効果ガス排出量の算定・報告のほか、電気自動車の導入や再エネ由来電力の調達などの１４項目から取組を選択し、実践を宣誓することが必要となる。
　道グリーン・ビズ認定制度の「優良な取組」部門に関しては、従来からの「環境への取組」の評価項目としても追加する見込み。登録基準は、取得項目数などによってランク１～３に分類されるが、登録ランクによらず３点を加点する。
　制度概要等の詳細は、環境生活部のホームページから確認が可能。登録申請についても随時受け付けている。