執行ベース ３３６０億／７年連続大台確保 本紙集計／開発局 ２２年度工事費予算額

　開発局の２０２２年度執行ベースの工事費予算額は、本紙集計によると、３３６０億円となっている。予算額や発注見通しの工事規模、直轄の事業計画などをもとに集計。１６年度から７年連続で３０００億円台を確保した。

　開発局の２１年度補正予算は官庁営繕を除き８３０億６６００万円を計上。２２年度当初予算は前年度当初比０.８％減の３５９２億８８００万円を措置した。２１年度補正予算に２２年度当初予算を加えた１６ヵ月予算ベースでみると、８.４％減の４４２３億５４００万円となっている。
　予算額や発注見通しの工事規模、直轄の事業計画などに基づき、本紙が集計したところ２２年度執行ベースの工事費予算額は３３６０億円となっている。前年度と比べると１４％の減となっているものの、２０１６年度から７年連続で３０００億円台を確保した。
　事業別にみると、道路は１６５０億円、農業は６９０億円、治水は５８０億円、港湾と漁港は各１６０億円などとなっている。
　開建別にみると、札幌は９１０億円、函館は２８０億円、小樽は２９０億円、旭川は４００億円、室蘭は４３０億円、釧路は３６０億円、帯広は２３０億円、網走は２５０億円、留萌は１２０億円、稚内は９０億円となっている。