石塚局長 さらなる活躍を／たゆまぬ研鑚 優れた技術に光／開発局優良工事等表彰 局長表彰

　開発局は２７日、札幌第１合同庁舎で本年度の優良工事等表彰の局長表彰式を挙行した。石塚宗司局長が受賞者の代表者と技術者に表彰状を授与。たゆまぬ努力による優れた技術力に敬意を表し、今後の活躍に期待を寄せた。

　２０２２年度の表彰は、２１年度に完了した工事１５９６件、業務２５４３件を対象に選考し局長表彰の工事部門は３２件で、（株）田中組（札幌）など３２者、重複除き３０者が受賞。業務部門は４１件、（株）開発工営社（札幌）など４０者１ＪＶ、重複除き３６者が栄誉に輝いた。
　工事部門は宮坂建設工業（株）（帯広）が５年連続、新谷建設（株）（旭川）が４年連続、伊藤組土建（株）（札幌）が３年連続受賞。田中組、宮坂建設工業は２件の工事で受賞した。
　業務部門をみると、開発工営社が１６年連続、（株）構研エンジニアリング（札幌）が１４年連続、（株）ドーコン（札幌）と北海道開発技術センター（札幌）が１１年連続の受賞となった。
　開発工営社、構研エンジニアリング、ドーコン、北海道道路エンジニアリング（株）（札幌）、北日本港湾コンサルタント（株）（札幌）、日本データーサービス（株）（札幌）は２件の業務で受賞した。
　石塚局長が表彰状を授与したあと式辞。受賞各社の取組に対し「他の模範となる極めて優秀な成果」と高く評価。現在から将来にわたって品質の高い社会資本を提供するため、技術者には高い技術力とマネジメント力が求められていることを指摘した上で、建設業等の働き方改革やインフラＤＸなど生産性向上に資する取組を進めていることを強調。「若い技術者にとっても飛躍の契機になる」とし「今後も一層の技術開発や優れた人材育成に尽力いただき北海道総合開発計画の着実な推進とわが国の発展に向けた北海道の良質な社会資本の整備と維持管理のため活躍を」と期待した。
　このあと、開発局幹部職員と受賞者による記念撮影を行った。受賞者たちは晴れ晴れとした表情で撮影に応じた。
　本年度の受賞企業、技術者については、８月１日以降入札手続き開始案件から総合評価落札方式等で加点措置が講じられる。