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ウェブ申請 月内にも受付開始/「女性の活躍支援」審査方法変更/道 次期資格審査の脱炭素評価

2022/07/22付 DOTSU-NET NEWS
 道の2023・24年度競争入札参加資格審査に関し、建設部が6月上旬までに行った地方建協との意見交換で示した改正素案を軸に今後最終調整に入る見通しだ。検討の方向性などに対し業界から特段の異論はなかったことから、技術・社会点においては「女性の活躍支援」の審査方法を見直すほか「ゼロカーボン北海道への貢献」を追加する方針。当該項目で評価されるためには、環境生活部が主体の「ゼロカーボン・チャレンジャー」への登録が必要となる。申請および取組の報告は現在、電子メール、FAX、郵送での対応となっているが、ウェブ上で行うことができるよう、システムの改修作業を実施。受付開始は月内を予定している。

 次期資格審査に当たって道は、前回の大幅な改正による影響や評価分析などが完了していないことから、技術・社会点の最大値378点の変更は行わない意向。審査項目については一部改正を検討している。
 改正素案で示していたとおり「女性の活躍支援」は審査方法の変更を予定。常用労働者が101人以上の企業でも一般事業主行動計画を策定した上で労働局に届け出を行い、取組を実践していれば加点評価する。「地域貢献活動等」は定着が図られたことから廃止し、脱炭素化の加速に向けた「ゼロカーボン北海道への貢献」を追加する方針。「環境への取組」では、評価項目に北海道グリーン・ビズ認定制度「優良な取組」部門への登録を追加する見込みとなっている。
 うち「ゼロカーボン北海道への貢献」は、環境生活部が主体の「ゼロカーボン・チャレンジャー」への登録が確認できれば3点を加点するもの。温室効果ガス排出量の削減に向けた率先取組や温室効果ガス排出量の算定・報告などの14項目から取組を選択し、実践を宣誓することが必要となる。
 現在、申請および取組の報告は、電子メール、FAX、郵送のいずれかによる対応となっているが、ウェブ上で行うことができるよう、システムの改修作業を実施。ウェブでの受付開始は月内を見込んでいる。
 登録までに要する期間は概ね2週間程度としているが、申請の数によって決定が遅れることも考えられることから、環境生活部では「登録希望日から1ヵ月程度の余裕を持って申請を」と呼びかけている。
 このほか、6月までに行った地方建協との意見交換では、温室効果ガス排出量の算定方法や各取組の検証方法などに質問が寄せられたことから、相談窓口の設置やオンライン説明会の開催を検討していく。

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2022-07-15付 DOTSU-NET NEWS

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2022-07-15付 DOTSU-NET NEWS

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