トップページ > DOTSU-NET NEWS一覧 > DOTSU-NET NEWS詳細

発注者指定型25件試行/モバイル端末 確認、立会に活用/道農政部 業務効率化へ遠隔臨場

2022/07/26付 DOTSU-NET NEWS
 道農政部は、農業農村整備事業に係る業務効率化の一環で、モバイルワークを推進している。本年度からは、発注者指定型による工事現場の遠隔臨場として、全道で25件試行する方針。面工事や線工事など幅広い工事内容で、モバイル端末等による双方向通信を段階確認や材料確認、立会等に活用する。試行工事の受注者等を対象としたアンケートを通じ、効果と課題を検証して次年度以降の取組につなげる。
 同部では、2020年7月制定の農業農村整備事業のモバイルワークに関する試行要領に基づき、受注者等から要望のあった工事・委託業務について、遠隔による現場確認や打ち合わせ、検討会等を実施。新型コロナウイルス感染拡大防止の観点からも積極的な取組に努めており、21年度の使用実績は20年度の897回を大きく上回る2118回となった。
 ことし1月には工事現場における遠隔臨場のさらなる推進に向けて試行要領を策定。本年度から、機器のリースおよび購入を行った場合、工事実施に必要な技術管理費として支払証明書類等を徴収して共通仮設費に計上する「発注者指定型」を試行している。
 初年度は、工事を担当する出張所から現場までの距離や通信環境などを踏まえ対象工事を選定。主な工事では、「水利施設中の月地区61工区」や「草地整備ふらの地区61工区」など25件の試行を予定している。
 区画整理のほか、用排水路や農道の改良・舗装といった様々な工種において、モバイル端末等による双方向通信を用いた段階確認や材料確認、立会を実施。受注者等へのアンケートも行い、手待ち時間の削減や確認書類の簡素化、現場臨場削減による効率的な時間の活用などの効果を検証する。

その他のDOTSU-NET NEWS 一覧

793件、実施率38.5%/函館134件、室蘭125件など/21年度建管工事総合評価実施状況

2022-07-26付 DOTSU-NET NEWS

 道建設部は、全道10建管の発注工事における2021年度総合評価落札方式実施状況をまとめた。実施件数は前年度実績を53件上回る793件。標準型が4件減の1件、簡易型が57件増の792件となった。請負工事件数全体に占める割合は38.5%で、3...

首位は西村組 4.6億円/本紙集計 1億以上受注14社に/道 水産土木工事6月末業者別実績

2022-07-25付 DOTSU-NET NEWS

 道の各振興局水産課が発注した水産土木工事の2022年度6月末業者別受注実績が、本紙集計でまとまった。首位は、オホーツクなど5振興局から計6件、4億6200万円を受注した(株)西村組(湧別)。2位以下をみると、4件で2億6671万円の(株)...

23年度当初予算確保を/道建協 きょう中央要請

2022-07-25付 DOTSU-NET NEWS

 北海道建設業協会(岩田圭剛会長)はきょう25日、中央要請活動を行う。岩田会長をはじめ全地方建協の会長(代理を含む)らが上京し、道内選出国会議員、国土交通省幹部らに対して公共事業予算の確保、建設資材等の高騰における対応、防災・減災、国土強靱...

ウェブ申請 月内にも受付開始/「女性の活躍支援」審査方法変更/道 次期資格審査の脱炭素評価

2022-07-22付 DOTSU-NET NEWS

 道の2023・24年度競争入札参加資格審査に関し、建設部が6月上旬までに行った地方建協との意見交換で示した改正素案を軸に今後最終調整に入る見通しだ。検討の方向性などに対し業界から特段の異論はなかったことから、技術・社会点においては「女性の...

重複して負担求めず/単品適用は変更後の総価で/国交省 スライド条項併用取扱い

2022-07-22付 DOTSU-NET NEWS

 国土交通省は、所管発注工事において全体スライド、インフレスライド、単品スライドを併用した場合、単品スライドの受注者負担を求めない取り扱いとした。全体スライドまたはインフレスライドの受注者負担のみを求める。一方、単品スライドの適用可否を判断...

除雪車ワンマン化拡大/本格実施へ全建管で試行/道建設部 除雪業務の省力化等

2022-07-21付 DOTSU-NET NEWS

 道建設部は、除雪業務の省力化・効率化に向けた取組を一層加速させる。マルチカメラシステムを活用した「除雪車のワンマン化」は、試行を大幅に拡大する意向。21年度は5建管で試行したが、22年度は10建管に拡大し、将来的な本格実施に向けた改善点の...

資格組合せ評価試行へ/全総合評価落札方式対象に/開発局 港湾・漁港部門発注業務で

2022-07-21付 DOTSU-NET NEWS

 開発局の港湾・漁港部門は、所管発注業務における総合評価落札方式で技術者の保有する資格に関する組み合わせ評価の試行を検討している。技術士と当該業務に特化した国交省登録資格を保有している場合に満点を付与するほか、技術士のみ、当該業務に特化した...

購入金額 実勢価格30%増目安に/国交省 フローチャート等明記/単品スライドマニュアル改定

2022-07-20付 DOTSU-NET NEWS

 国土交通省は19日、工事請負契約書第26条第5項単品スライド条項運用マニュアルの改定版を公表した。建設資材の高騰を踏まえ、直轄工事における単品スライド条項の運用を見直したことに伴うもの。建設資材等における購入金額の妥当性の目安については落...