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別線整備に大きな効果/女満別空港~網走1050億 蘭越~倶知安1200億/開発局 道横断道2区間の計画段階評価

2022/10/13付 DOTSU-NET NEWS
 開発局は12日、札幌第1合同庁舎で社会資本整備審議会道路分科会第31回北海道地方小委員会を開催した。道横断道女満別空港~網走間約20キロメートル、道横断道蘭越~倶知安間約25キロメートルの2回目となる計画段階評価を実施。いずれも別線整備ルートに時間短縮や工事中の影響などの面で多くのメリットがあることを確認した。別線整備の概算事業費をみると、女満別空港~網走間は900億円~1050億円、蘭越~倶知安間は1000億円~1200億円となっている。

 会合では、女満別空港~網走間、蘭越~倶知安間の2回目となる計画段階評価を実施。1回目の地域意見聴取などを踏まえ、政策目標達成のための複数ルートの比較案を示した。
 両区間とも別線整備に多くのメリットがあることを確認。女満別空港~網走間約20キロメートルでは、別線・市街地アクセスルートの場合、別線・一部現道改良ルートと比較し時間短縮効果、市街地の交差点を回避できること、医療機関へのアクセス面など多くの点で優位となっていることを共有した。別線・市街地アクセスルートの概算事業費には、900億円~1050億円を見込んでいる。
 蘭越~倶知安間約25キロメートルの別線整備ルートについても、現道改良・一部別線ルートと比較して仮称・倶知安ICからニセコリゾートおよび蘭越町~ニセコ町~倶知安町間や、医療機関への時間短縮効果が大きいこと、線形不良区間の回避など多くのメリットがあることを確認。別線整備ルートの概算事業費には、1000億円~1200億円を試算している。
 委員からは女満別空港~網走間に対し「別線整備でないと、効果が薄くなる」、蘭越~倶知安間では「ニセコにインターチェンジを造った方がいいのでは」「環状線としての機能を意識することが大切」などの意見が上がった。
 今後、ルート案等に関する第2回地域意見聴取を行う方針。次回以降の会合で地域意見聴取の結果、対応方針案を審議する見通し。

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