対応必要な工事推進／素屋根設置、ガラス片除去／道 火災中断の赤れんが庁舎改修

　道は、火災に伴い中断している赤れんが庁舎改修事業について、至急対応が必要な工事等を進める方針を示した。降雪期に備え素屋根を設置するほか、窓ガラスの破片除去など仮設見学施設の危険防止措置を実施。（株）竹中工務店、岩田地崎建設（株）、（株）久米設計で構成する受注コンソーシアムが対応に当たる。改修工事全体の再開に向けては今後、再発防止策や安全対策を取りまとめる。
　赤れんが庁舎改修事業を巡っては、３日未明に仮設見学施設で発生した火災によって工事が一時中断。道では今後検討する再発防止対策に基づき、仮設見学施設の復旧を含めた改修工事全体の再開に向けて取組を進めるとしている。
　危険防止措置や降雪期の備えなど至急対応が必要な工事等に関しては、受注コンソーシアムによる対応のもと速やかに取り組む方針を表明。具体的には、仮設見学施設に外部足場を仮設し、火災で割れた窓ガラスの破片等を除去するほか、すすで汚損された外壁の景観上の対策としてシートを設置する。
　庁舎本体は八角塔の屋根を移設していることから、素屋根を設置。きょう１９日以降、大型クレーンを使用して早急に作業を進める。各種工事の実施に当たっては、防火対策等に万全を期すとしている。