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河川・道路4事業継続妥当/中樹林道路の残事業費は94億円/開発局 22年度第1回事業審議委

2022/10/27付 DOTSU-NET NEWS
 開発局は26日、札幌第1合同庁舎で2022年度第1回事業審議委員会を開催した。石狩川総合水系環境整備、沙流川総合水系環境整備の河川2事業、道央圏連絡道路中樹林道路、38号釧路新道の道路2事業に関する再評価を実施。全て継続妥当と結論付けた。道央圏連絡道路中樹林道路の23年度以降残事業費は93億6900万円、38号釧路新道は21億4500万円を見込んでいる。

 石狩川総合水系環境整備をみると、総事業費は3億円増の299億円。事業進捗率は98%となっている。新たに23年度から事業着手する江別市かわまちづくりに関する事業を紹介。高水敷整正、側帯などを整備するもので、直轄事業費は約2.6億円、自治体の事業費は約3.4億円の総事業費5.9億円を見込んでいる。32年度の完了を予定している。
 沙流川総合水系環境整備では、平取町かわまちづくりを22年8月9日に変更登録。二風谷地区における追加整備として緩傾斜整備、管理用道路の整備を実施する。総事業費は7億円から4億円増の11.1億円を見込んでいる。直轄事業費11.1億円のうち22年度末時点で約5.9億円を投じており、進捗率は約53%となっている。32年度の完了を予定している。
 中樹林道路では、軟弱地盤工法の見直しなどによって総事業費は50億円増の344億円に。進捗率は65%で、完了予定年度は24年度から26年度になった。23年度以降の残事業費は93億6900万円、残工事費は90億3100万円となっている。
 釧路新道は、軟弱地盤対策工の見直しなどによって総事業費は13億円増の511億円に。進捗率は93%で、完了予定年度は23年度から24年度になった。23年度以降の残事業費は21億4500万円、残工事費は20億9500万円となっている。
 委員からは「道路の費用便益比を出す際に、災害時のリダンダンシーに関する項目をベネフィットに算入するといったことが重要なのでは。それがよりインフラの価値を高めることになるのでは」「幹線道路はいかに早く完成させるといった観点が必要。軟弱地盤をある程度算入して、最終的に精算で支払うなど、工期をできるだけ短くする方法が必要なのでは」などの意見が上がった。

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