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ICT未実施 機械調達が困難/CIM 人材不足など課題に/港湾・漁港ICT等取組状況 - 22年度開発局
2023/02/07付 DOTSU-NET NEWS
開発局は、港湾・漁港部門におけるICT活用工事とCIM活用工事の2022年度取組状況をまとめた。取組のさらなる推進を目的としたもので、受注者へのアンケート調査を行い、現状の課題について整理した。未実施だった理由をみると、ICT活用工事は機械設備の調達といったハード面が大半を占めた。CIM活用工事では、人材や体制不足、成果品の有無、生産性向上が期待できない施工個所など様々な課題が浮き彫りに。担当者は「取組を加速するためには、受注者の生の声を聞くことが重要」とし、調査結果をもとに次年度以降の実施方針などを検討する考えだ。港湾・漁港部門のICT活用工事は、ICT浚渫工、ICT基礎工、ICTブロック据付工、ICT本体工、ICT海上地盤改良工を試行。区分は発注者指定型、施工者希望型とし、ICT本体工を除く4工種では施工者希望型(簡易)にも取り組んでいる。
22年度における試行状況をみると、発注者指定型を除く未実施の割合はICT浚渫工が13%、ICT基礎工が60%。未実施の理由は「使用予定の船舶にバケット位置と目標投入位置をリアルタイムに可視化するシステムを取り付けられないため」などだった。
ICTブロック据付工は、53%が未実施。「施工数量が少ないため実施に至らなかった」「施工延長が短く、効果が見込めないため実施しない」などという理由だった。
ICT本体工は40%、ICT海上地盤改良工は41%が未実施。いずれも施工規模に見合う生産性向上が見込めないケースと、機械調達面が未実施の理由の多くを占めた。
一方、CIM活用工事の発注者指定型を除く未実施の割合は63%に。人材や体制不足、ソフトウエアの問題、CIM成果品の有無、生産性向上が期待できない施工個所など様々な課題が浮き彫りとなった。
開発局は、未実施となった要因を分析するとともに、調査結果を踏まえた発注者側の理解も深めることで取組をより一層推進する方針。CIMに関しては、設計業務の段階からデータ作成の必要性を適切に検討していく。
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23年度 工事100件前後に/遠隔臨場、CCUS大幅増 本紙調査/港湾・漁港・空港部門発注件数 - 開発局
2023-02-06付 DOTSU-NET NEWS
開発局の港湾・漁港・空港部門における2023年度発注件数は、本紙調査で工事が100件前後、業務が220件前後となる見通し。22年度補正予算を含めた16ヵ月予算ベースの集計で、工事、業務共に前年度と横ばいとみられる。発注者指定型による遠隔臨...舗装1.2億以上対象に/土木以外のWTOも 4月適用/CCUS活用推奨モデル - 開発局
2023-02-06付 DOTSU-NET NEWS
開発局は、建設キャリアアップシステム(CCUS)活用推奨モデル工事の試行対象を拡大する。現在はWTO対象工事を除く予定価格2億5000万円以上の一般土木工事を対象として設定。4月1日以降に入札公告を行う工事からは、一般土木工事以外のWTO...独自規定、制度認定で加点/確認方法は企業HPや規約等/総合評価 奨学金返済支援評価 - 道建設部
2023-02-03付 DOTSU-NET NEWS
道建設部が検討を進めている2023年度総合評価落札方式ガイドラインの改正内容に関し、職員の奨学金返済支援に取り組む企業の評価基準がまとまった。地域選択項目のうち「雇用環境への取組」で加点評価を予定しているもの。基本的には、返還支援の取組が...自治体支援の重要性共有/包括発注の必要性も/インフラメンテ道フォーラムがシンポ
2023-02-03付 DOTSU-NET NEWS
インフラメンテナンス国民会議北海道フォーラムは2日、TKP札幌駅カンファレンスセンターでオンラインシンポジウム「地方でのインフラメンテナンスを考える」を開催した。インフラメンテナンスを取り巻く最新情報、橋梁補修の積算、自治体支援などに関す...クマオスから入手可能に/道建設部 4月運用開始目指す/実施設計書の提供方法変更
2023-02-02付 DOTSU-NET NEWS
道建設部は、建管発注工事・委託業務に係る設計図書および予定価格算出用設計書(確定版)に関し、情報提供方法を見直す方向で検討している。現在は電子メール等での提供としているが、見積用参考資料等提供システム(愛称・クマオス)からのダウンロードを...現年分工事費は740億円/道路250億円、農業220億円など/全道10開建22年度2次補正予算 - 本紙集計
2023-02-02付 DOTSU-NET NEWS
全道10開建の2022年度第2次補正予算に基づく現年分の工事費は、740億円程度となっている。同局が公表している発注見通しに基づき、本紙が集計したもの。事業別にみると、道路は250億円程度、農業は220億円程度、治水は190億円程度となっ...Ⅲ判定 中春別俵橋線など/道路分類、管理基準を見直し/道建設部 舗装長寿命化修繕計画
2023-02-01付 DOTSU-NET NEWS
道建設部は、北海道舗装長寿命化修繕計画を改訂した。維持管理を行う基本となる道路の分類や管理基準などの見直しを図ったもの。これに伴い、道路分類B(損傷の進行が早い道路)と道路分類C(損傷の進行が緩やかな道路)に区分される路線および路面状況等...1P下降85.2%/9開建で前年度同期下回る/12月末業務平均落札率 - 開発局
2023-02-01付 DOTSU-NET NEWS
開発局発注業務における2022年度12月末平均落札率が、本紙集計でまとまった。全体では、85.2%となり前年度同期と比べ1ポイント下降。札幌、小樽など9開建で下回った。業種別にみると、土木関係コンサルは1.2ポイント下回る85.7%、測量...